2022年2月7日月曜日

あきる野市の遺跡

あきる野市埋蔵文化財
あきる野市埋蔵文化財包蔵地図
あきる野市埋蔵文化財包蔵地一覧
116か所
上代継・下代継・引田・二宮周辺遺跡
89 前田耕地遺跡
縄文時代草創期から古代までの遺跡
縄文時代草創期の二軒の住居跡が確認された。
サケ科魚類の顎骨が約八千点出土したことにより
日本列島における最古の内水面漁労活動を示す考古資料となった。
また、多量の石槍と剥片が発掘されたことにより、
付近にある石材から石槍などを大量に製作していたことが分かった。

前田耕地遺跡説明板
縄文時代の敷石住居跡 2022年1月9日(日)13:54
川原石が外周に沿って並べられていて平地式の住居跡とみられる。
ここから西北180m離れたところで発掘されたが、住宅街のため移設・復元された。
縄文時代の住居跡
縄文時代の住居跡

弥生時代の竪穴住居跡
この真下に地中に同じ型の住居跡がある。
深さ10センチほどの掘りこみを持ち、中央のやや北寄りに炉が設けられていた。
公園内から同時代の3棟の居住跡が見つかりそのまま地下に保存されている。
公園の北側では6棟が発見され調査された。
弥生時代の竪穴住居跡 約1800年前
弥生時代の竪穴住居跡説明板

前田公園
公園内の植物について
前田公園
前田公園周辺水路

91 二宮・二宮森越遺跡
二宮考古館
二宮考古館入口
二宮考古館石碑

二宮考古館入口
秋留台地を流れる秋川、平井川の流域を中心に116か所の遺跡が分布している。
これらの遺跡から出土した土器や石器等を展示している。

深鉢 二宮遺跡 縄文中期
展示室入口
後期旧石器時代 細石刃 雨間地区遺跡群
黒曜石
細石刃 剥ぎ取り作業
縄文時代の時期区分
縄文草創期 撚糸文土器と無文土器 二宮遺跡
縄文草創期 神子柴形石斧 橋場遺跡(遺跡No.58)
有茎尖頭器 門口遺跡(遺跡No.32)
縄文草創期 石槍と土器 二宮遺跡
縄文前期 深鉢 引谷ヶ谷戸遺跡(遺跡No.33)
縄文前期 深鉢 二宮遺跡
縄文前期 深鉢 二宮遺跡
獣面把手(多くはイノシシと思われる)
棒状貼付け、縄文が施された土器
縄文前期 獣面把手 二宮遺跡
獣面把手(多くはイノシシと思われる)
縄文前期 黒色付着物が付いた土器 雨間地区遺跡群
ユリ科かヒガンバナ科の球根 鱗形
縄文前期 大歳山式土器、興津式土器 雨間地区遺跡群
他の地域から持ち込まれた土器
渦巻状文様、様々な貼付け文様
深鉢土器
縄文中期(5000~4000年前)深鉢 阿玉台式土器 二宮遺跡
ヘビ文様
縄文中期 深鉢 勝坂式土器 二宮遺跡
蛇の把手 鎌首をあげている
勝坂式土器:相模原市勝坂遺跡を標式遺跡とする土器
縄文中期 有孔鍔付土器 勝坂式土器 門口遺跡
縄文中期 深鉢 勝坂式土器 二宮遺跡
縄文中期 顔面把手 代継遺跡(遺跡No.75)
縄文中期 片目の顔面把手 勝坂式土器 二宮遺跡
縄文中期 深鉢 勝坂式土器 草花遺跡(遺跡No.63)
縄文中期 深鉢 勝坂式土器 代継遺跡(遺跡No.75)
縄文中期 深鉢 勝坂式土器 草花遺跡(遺跡No.63)
縄文中期 深鉢 勝坂式土器 代継遺跡(遺跡No.75)
縄文中期 凹石 二宮遺跡
発火石、木の実を割る台石
縄文中期 小型壺 勝坂式土器 二宮遺跡
縄文中期 深鉢 勝坂式土器 草花遺跡(遺跡No.63)
縄文中期 深鉢 勝坂式土器 代継遺跡(遺跡No.75)
縄文中期 深鉢 加曾利E式土器 二宮遺跡
縄文中期 深鉢 加曾利E式土器 二宮遺跡
縄文中期 深鉢 加曾利E式土器 二宮遺跡
縄文中期 鉢 加曾利E式土器 二宮遺跡
縄文中期 深鉢 加曾利E式土器 南蛙山遺跡(遺跡No.77)
底部穿孔土器 埋葬土器、祭祀容器とする考え方がある。
縄文中期 深鉢 加曾利E式土器 草花遺跡(遺跡No.63)
縄文中期 土偶 二宮遺跡
縄文時代中期と後期の土偶 
西多摩地区最大の土偶(18.6cm*8cm*4cm)
縄文中期 土製円盤 二宮遺跡
縄文中期 深鉢 前原遺跡
縄文中期 深鉢 加曾利土器 二宮遺跡
縄文中期末 石棒 大六天遺跡
野辺地区の水道工事で発見、全長117.5㎝、重さ25.6㎏
単頭式の大型石棒で頭部は二段笠形(手前)

三島神社所有の石棒 全長123.2㎝、重さ29.6㎏(奥側)
祭祀用具、男根を模し子孫繁栄を祈願する祭りに使用したと言われている。
縄文時代後期 深鉢 堀之内式土器 中高瀬遺跡(遺跡No.64)
土坑内から出土、土坑の底に水銀朱が確認され墓坑と考えられる。
縄文時代後期 4000~3000年前の時期
縄文時代晩期(3000~2300年前)小型バチ、浅鉢 中高瀬遺跡(遺跡No.64)
弥生時代 2300年前~1700年前
前田耕地遺跡8号住居出土弥生土器
古墳時代前期 台付甕 富士見台遺跡(遺跡No.76)
台付甕の煮炊きの様子
古墳時代前期 壺、台付甕 富士見台遺跡(遺跡No.76)
古墳時代前期 小型壺、器台、器台と鉢、鉢 富士見台遺跡(遺跡No.76)
古墳時代後期 甕 雨間地区遺跡群
古墳時代後期 土製支脚 北小宮遺跡・雨間地区遺跡群
古墳時代後期 土製支脚 雨間地区遺跡群
竈の仕組み
古墳時代後期 カマド跡 15号住居跡
古墳時代後期 甕  北小宮遺跡・雨間地区遺跡群
古墳時代後期 杯 雨間地区遺跡群
古墳時代後期 杯 雨間地区遺跡群
斧、錘 橋場遺跡(遺跡No.58)
古墳時代後期 甕 宮ヶ谷戸遺跡(遺跡No.88)
古墳時代後期 杯 雨間地区遺跡群
古墳時代後期 杯 雨間地区遺跡群
古墳時代後期 甕 宮ヶ谷戸遺跡(遺跡No.88)
西多摩最大の居住跡
古墳時代後期 西多摩地域最大の竪穴居住跡 宮ヶ谷戸遺跡(遺跡No.88)
古墳時代後期 甕 宮ヶ谷戸遺跡(遺跡No.88)
古墳時代後期 
杯、小型壺、丸底甕、甕、手づくね、勾玉、臼玉、土製紡績車
 宮ヶ谷戸遺跡(遺跡No.88)
古墳時代後期 作業台石 宮ヶ谷戸遺跡(遺跡No.88)
古墳時代後期 作業台石 宮ヶ谷戸遺跡(遺跡No.88)

平安時代 金槌、明かりをともした杯、土製紡績車 橋場遺跡
中世 瓦 
中世(室町時代) 金銅仏薬師如来立像 二宮遺跡
二宮神社本殿裏より出土した。
金銅仏薬師如来立像 二宮遺跡
南北朝時代 板碑
室町時代応永34年(1427年)板碑 
板碑模式図説明
中世 下駄 広葉樹 砂沼遺跡(遺跡No.100)
中世 一字一石経 二宮遺跡

二宮地区会館 二宮考古館前
二宮神社
二宮神社
二宮神社境内
二宮神社 「どんど焼き」
1月9日(日)午後3時撮影
二宮神社 「筒粥の篠竹」と「どんと焼き」
筒粥の篠竹
筒粥の篠竹説明板
1月15日の早朝、筒粥の神事が執り行われる。
鉄鍋に白米と篠竹を入れ焚き、篠竹に入った粥粒の多少で農作の豊凶を占う。
神事の火種は御神火として当日の「どんと焼き」の点火に使われる。

79 大塚古墳
大塚古墳 登り口 2022.03.27撮影
大塚古墳
昭和57年の測量調査、1辺33m、高さ約8mの方墳の可能性あり。
平成5年の発掘調査では古墳とともに塚の可能性あり。
大塚古墳周辺地図  右上:あきる野市役所
大塚古墳
大塚古墳 すみれの花
大塚古墳 頂の社
大塚古墳 頂の社
大塚古墳 記念碑
大塚公園
大塚公園 南側 頂からの眺め
すみれの花
大塚古墳
大塚古墳 2022.03.27撮影
大塚公園
大塚公園 
大塚公園から見た大塚古墳

80 西秋留石器時代遺跡(清水遺跡)
西秋留石器時代遺跡
西秋留石器時代遺跡
国史跡 西秋留石器時代住居跡(清水遺跡)説明版
縄文時代後期の敷石住居跡
西秋留石器時代住居跡(清水遺跡)周辺地図
圏央道あきる野IC周辺
縄文時代後期の敷石住居跡
縄文時代後期の敷石住居跡
西秋留石器時代住居跡ハイキングコース
MIC(旧水上印刷)株式会社るのパレット(フルフィルメントセンター)配送センター
秋川河川敷 圏央道あきる野IC周辺     

67 瀬戸岡古墳群
瀬戸岡古墳群地図
瀬戸岡古墳群 説明板
径約300mの範囲内に50基ほどの小規模な古墳が分布する。
竪穴式石室的横穴式石室、焼骨が入った蔵骨器が発見された。
既に火葬が始まった奈良時代以降の古墳とされたが、
古墳が作られた年代は7世紀代と考えられ後世に石室が再利用されて
蔵骨器(8世紀末~9世紀初期)が新たに埋納されたものと考えられる。
瀬戸岡古墳群は南武蔵地域の中で類例が少ない横穴式石室を構築する
高塚古墳で後期古墳群として最大級の群集をして学術的に貴重な古墳群として
平成18年3月16日、旧跡から史跡へ変更になった。
瀬戸岡古墳群
2021年12月3日撮影
瀬戸岡歴史環境保全地域案内図
指定:昭和63年1月9日、指定面積:1.5ha
瀬戸岡古墳群
瀬戸岡古墳群 栗畑
瀬戸岡古墳群 栗畑

瀬戸岡古墳群 石室
説明版
瀬戸岡神明神社から西側100mくらい離れた場所にあった。
瀬戸岡古墳群石室周辺地図
瀬戸岡古墳群 石室
瀬戸岡神明神社
瀬戸岡神明神社

111 阿伎野遺跡
武蔵引田駅北口土地区画整理事業
事業施行期間:平成28年3月7日から平成38年3月31日
武蔵引田駅北口土地区画整理事業
埋蔵文化財発掘調査 2020年4月30日撮影
武蔵引田駅北口土地区画整理事業 埋蔵文化財発掘調査地
あきる野市引田字阿岐野、字櫻ノ岡及び伊奈字引田ノ上の各一部(約19.5ha)
土地区画整理事業費:約71億円
2025年度における引田駅北口土地区画整理事業特別会計の元金残高は
23億9354万8千円となり、市全体の元金残高の約6%を占めることになる。
白い建物:公立阿伎留医療センター
武蔵引田駅北口土地区画整理事業 埋蔵文化財発掘調査地
右側:JR武蔵五日市線
埋蔵文化財発掘調査
武蔵引田駅北口土地区画整理事業 埋蔵文化財発掘調査地
北側:JR武蔵五日市線
武蔵引田駅北口土地区画整理事業 埋蔵文化財発掘調査地
北側:JR武蔵五日市線
武蔵引田駅北口土地区画整理事業 埋蔵文化財発掘調査地
武蔵引田駅北口土地区画整理事業 埋蔵文化財発掘調査地
武蔵引田駅北口土地区画整理事業 埋蔵文化財発掘調査地
後方:大岳山、御岳山
埋蔵文化財発掘調査
武蔵引田駅北口土地区画整理事業 埋蔵文化財発掘調査地
武蔵引田駅北口土地区画整理事業 埋蔵文化財発掘調査地
「埋蔵文化財の発掘調査をしています」の看板
都道165号線伊奈福生線から見る
武蔵引田駅北口土地区画整理事業
武蔵引田駅北口土地区画整理事業地内では、
2018年12月に約9.6haの生産緑地の追加指定がおこなわれた。
その農地の約半分の予定換地先が産業ゾーンなど農地として残すことが不可能な
換地先であることから生産緑地法の理念から外れる。
地区内の農地を残すのあれば、改正された生産緑地法をフルに活用して、
農産物の特売場や農家レストラン、農福連携を目的とした市民農園など、
駅前広場や基幹道路の整備をしつつ、農業を核にしたまちづくりをするか、
公立阿伎留医療センターと隣接している地の利を活かして、
超高齢化社会に対応した「院前町」という発想もある。(辻よしこと歩む会より抜粋)
武蔵引田駅北口土地区画整理事業 道路建設
2018年度の事業では、起工承諾という例外的な手法を用いて道路建設工事が計画された。
JR武蔵五日市線電車
武蔵引田駅北口土地区画整理事業
2020年4月30日撮影

2022年3月27日撮影
2022年3月27日撮影
2022年3月27日撮影
2022年3月27日撮影

五日市・伊奈・引田周辺遺跡

戸倉・五日市・入野・留原周辺遺跡