2023年5月31日(水)(前泊)~6月8日(木)
5月下旬に発生した台風2号の影響で旅行中の前半は雨風が続いた。
天売島から羽幌に行くフェリーが朝から欠航して、最終便で羽幌に行った。
焼尻(やぎしり)島や天売島では雨天の中でウトウやウミネコなどを見た。
一時的に晴れたので利尻山が見られた。そして礼文島のレブンアツモリソウも観察できた。
美瑛町にある青い池に着いた時には薄曇りになり、
立ち枯れのカラマツと青い水と周辺の樹木とあいまってきれいな光景が見られた。
礼文島の船泊遺跡から出土した人骨から復元した縄文人を見ていると、
日本最北の地にも3,500年前から人々が生活していたのだと感慨無量であった。
1986年、現天皇が皇太子(浩宮徳仁親王)の時、鴛泊コースを登り沓形ルートを下山した。
1996年7月28日、同じコースを私も単独で歩いた。
詳細URL 利尻島・白い恋人の丘・姫沼
詳細URL 利尻島・高山植物展示園
礼文島レブンアツモリソウ群生地にて
レブンアツモリソウ 2023年6月6日10:18撮影
高山植物園ビジターセンター(北海道礼文郡礼文町船泊村)にて
詳細URL レブンアツモリソウ自生地・高山植物園
美瑛川の水と十勝岳山麓の白ひげの滝の地下水が混じることで、
アルミニュームのコロイド粒子が青い光を散乱させることで青い色合いになる。
十勝岳山麓の白金温泉「白ひげの滝」 2023年6月7日16:12撮影
地層の間から酸性の地下水が湧き出し白色に変色している。
詳細URL 白金青い池・白ひげの滝
日高町には墨汁を流したような黒い池がある。
ウトウ
ウトウ チドリ目ウミ スズメ科 2023年6月2日19:31風雨の中で撮影
チドリ目・ウミスズメ科の海鳥、 アイヌ語で「突起」という意味。
天売島にはウトウが80万羽以上生息している。
ウミネコの襲撃を防ぐためオオイタドリの生えたところ(オオイタドリの茎がウミネコの羽を痛めるので近寄らない)に50cmくらいの穴を掘り子育てをする。
民宿竹内の書籍にあった写真(2023年6月3日撮影)
ウミガラス(オロロン鳥)左右中上? 2023年6月3日9:28撮影
赤岩展望台の下の崖の窪み「巣棚」で子育てをしている。
赤岩展望台の下の崖の窪み「巣棚」で子育てをしている。
ウミガラス(オロロン鳥)ポスター
1963年(昭和38年)に8,000羽確認されたが、2002年には飛来が13羽まで激減した。
原因は天敵のハシブトガラスと考えられた。
保護活動もあり2020年には60羽の飛来が確認された。
詳細URL 天売島・ウトウ観察・島内観光
芦別市の「三段の滝」
芦別市の「三段の滝」 2023年6月8日09:30撮影
三段滝 2022年6月25日11:00撮影
Dr.Sorin,Dr.Shimada達と来た時は水量が多かった。
遺跡
礼文島の遺跡地図
船泊遺跡、浜中2遺跡、上泊3遺跡、香深井墳跡群
船泊遺跡周辺(久種湖・日本海)
国指定重要文化財 深鉢形土器
船泊遺跡23号墓頭骨から復顔像(国立科学博物館所蔵)
縄文人の遺伝情報(ゲノム)が国立科学博物館など国内7機関の共同研究で、
船泊遺跡から1998年発掘された約3500~3800年前(縄文時代後期)の23号人骨(女性)の大臼歯から、2019年に現代人並みの高精度で解読された。
詳細URL礼文町郷土資料館
参考記事 日本経済新聞 20230520記事
利尻島の遺跡分布図 31ヵ所
亦稚(またわっか)貝塚と種屯内(たねとんない)遺跡
沓形港周辺の海岸沿いに位置する縄文時代後期から続縄文時代、
オホーツク文化期に形成された貝塚遺跡。
種屯内(たねとんない)遺跡出土 続縄文文化前半期
詳細URL 利尻町立博物館
天売島の遺跡分布図
焼尻島の遺跡分布図
詳細URL焼尻島・羽幌町焼尻郷土館
縄文式土器 縄文時代晩期(約2000年~3000年前)
羽幌市大字焼尻字白浜出土(羽幌町焼尻郷土館展示)
詳細URL羽幌町焼尻郷土館
国指定史跡 音江環状列石
国指定史跡 音江環状列石
深川市音江町稲荷山
北海道指定史跡 浜頓別クッチャロ湖畔竪穴群
北海道指定史跡 浜頓別クッチャロ湖畔竪穴群説明板
昭和41(1966年)年7月7日指定、173軒の竪穴住居跡がある。
昭和33年34年の発掘調査によると竪穴は、主に擦文時代のもので正方形に近く
東側の中央壁に「かまど」があった。
貝塚からの主な遺物は土器、石器、骨角器などの人工物と動物骨、貝殻が出土している。
アカニシやシオフキの貝殻の出土から縄文時代前期の浜頓別は、道南よりも温暖な気候であったことが判明した。縄文時代では日本最北となる貝塚である。
この遺跡は縄文時代前期・中期を経て擦文時代にわたった複合遺跡である。
北海道指定史跡 浜頓別クッチャロ湖畔竪穴群説明板
美瑛市郷土資料館
美瑛川上流、美瑛炭層から1950年ごろ採炭、3.5トン
詳細URL美唄市郷土資料館
旧花田家番屋
群来(くき)の情景
明治の最盛期には年間100万トン近くの水揚げがあった。
1897年(明治3)の約97万トンをピークに1990年代後半で年間2000~3000トンになった。1999年留萌で群来(くき)が目撃され、その後石狩湾を中心に徐々に水揚げが増えてきた。最近の水揚げ量は、年間1万トン近くまで回復してきている。
2020年は約1万5千トン近くになった。2023年も鰊が来た。
ニシンの産卵で海が白く濁る「群来(くき)」もみられるようになった。
石狩湾系の鰊は、鰊資源を増やすために北海道主導で「日本海ニシン資源増大プロジェクト」が実施され、稚魚の放流、漁網の目を粗くし小さな魚は取らないようにする自主規制などが行われ資源復活のための地道な努力をしている。
明治の最盛期には年間100万トン近くの水揚げがあった。
1897年(明治3)の約97万トンをピークに1990年代後半で年間2000~3000トンになった。1999年留萌で群来(くき)が目撃され、その後石狩湾を中心に徐々に水揚げが増えてきた。最近の水揚げ量は、年間1万トン近くまで回復してきている。
2020年は約1万5千トン近くになった。2023年も鰊が来た。
ニシンの産卵で海が白く濁る「群来(くき)」もみられるようになった。
石狩湾系の鰊は、鰊資源を増やすために北海道主導で「日本海ニシン資源増大プロジェクト」が実施され、稚魚の放流、漁網の目を粗くし小さな魚は取らないようにする自主規制などが行われ資源復活のための地道な努力をしている。
詳細URL 旧花田家番屋
黒いキツネ
浜頓別クッチャロプレス「道北キタキツネ物語」より
浜頓別周辺をドライブしていた時に黒い狐を見たが、
キタキツネは赤褐色をしているが黒かったので何だか分らなかった。
パンフレットをみて黒いキツネが居るのだと分かった。
背中に十文字の模様が特徴の「十字ギツネ」と呼ばれている。
十字ギツネは、かつてキツネの毛皮が高値で売買されていた頃、養狐場に
千島列島などから毛皮用に持ち込まれたギンギツネが増えて、ギンギツネとキタキツネが交配したキツネの子孫が十字ギツネと言われる。
毛皮が売れなくなり養狐場が衰退すると、養殖されていたキツネたちは山に放され、
野生にかえって交配を繰り返し生き延びている。
キタキツネはエキノコックス(寄生虫)に感染している可能性が高いので
キツネやフンに触れない、山の水も煮沸して飲む。
利尻町ウニ種苗生産施設
利尻町ウニ種苗生産施設
平成21年7月9日、小泉純一郎・元内閣総理大臣 視察
平成30年8月4日、平成天皇皇后両陛下 行幸啓
利尻町ウニ種苗生産施設
雑食性であるウニの味は何を食べて育つかが重要!
良質で豊富な利尻昆布を食べて育つ利尻のウニは味の評価が高い。
ウニは採りやすく資源量の変動が出やすい生き物。
利尻島では様々な制限を取り決め、安定した水揚げを得る努力をしている。
養殖にも力を入れており、その拠点となるのがウニ種苗生産センターである。
親ウニを採り、採卵・受精した後、チビウニを海に放流できる大きさまで育て、
島の沿岸へ放流している。
ウニ種苗生産センターでは、ウニは昆布を餌にするので
昆布が枯渇しないようにウニと昆布のバランスを考えた放流、
放流後の育成状況の確認、ウニの天敵ヒトデの駆除なども行っている。
昆布も資源が枯渇しないように養殖している。(松前町コンブ採苗センター)
エゾバフンウニとキタムラサキウニ
ウニ種苗生産センターでは、ウニは昆布を餌にするので
昆布が枯渇しないようにウニと昆布のバランスを考えた放流、
放流後の育成状況の確認、ウニの天敵ヒトデの駆除なども行っている。
昆布も資源が枯渇しないように養殖している。(松前町コンブ採苗センター)
マコンブの養殖は、昭和40年代から本格的に始まった。
現在、生産量は天然マコンブを上回っており、地域の主要な漁業となっている。
養殖の工程は、まず成熟した天然コンブ(母藻)を採取し、陸上の施設で種苗を培養、
生産し、その後、前浜に沖出しして海中で本養成を開始する。
マコンブの養殖には秋から翌年の夏まで1年弱の育生で水揚げする促成養殖と、
冬の2月から翌年の夏まで2年弱の期間を経て水揚げする2年養殖がある。
これらの期間中には、間引き、株分けおよび水深調整などを行う。
養殖施設模式図
養殖施設は通常10数基の幹綱(又は張り網)を張りめぐらせたものを1セットとしている。
幹綱にはダンラインロープ20ミリメートルを使用し、浮玉300ミリメートル、
360ミリメートル、2tブロックまたは60キログラム土俵で幹綱を固定している。
マコンブの種苗糸は養生綱に挟み込んで育成している。
この下に養殖施設が張り巡らされている
チョウザメ館
森林公園びふかアイランド内にある
チョウザメの剥製
生きた化石・シーラカンス時代の残存種、淡水産魚類中で最大の魚
チョウザメはサメでは無い、チョウザメ科、硬骨魚類の古代魚である。
「チョウザメ」という名称は、その形状がサメに似て、
背中や体表面の鱗が蝶の形に似ている事からついたもので、淡水魚である。
明治時代までは天塩川にチョウザメが生息していた。
1993年にキャビアの採取に成功した。
20g:12,000円、10g:6,500円
食事・宿泊
美唄市手打ちそば処「まつき」
美唄市手打ちそば処「まつき」
羽幌市の居酒屋「一海」にて海鮮料理
羽幌温泉サンセットプラザ
天売島めし処「海友丸」
天売島民宿「竹内」
南稚内の居酒屋「浪漫」にて 22:06
南稚内ホテルニュウーチコウ
南稚内ホテルニュウーチコウ
6月4日(日)13:05 昼食
島の母さんの味、利尻島食堂「さとう」
島の母さんの味、利尻島食堂「さとう」
ムラサキウニの初水揚げ
夕食は、旅館「富士」にて、利尻島北のシーマにて入浴後、
6月5日(月)17:07 夕食 ほっけのちゃんちゃん焼き定食など
礼文港 炉ばた「ちどり」
しまのやど「れぶんしり」(朝夕食なし)
コンビニ弁当
6月6日(火)11:35
礼文港 食堂「さざ波」
6月6日(火)11:50 昼食 ほっけ開き定食 1,350円
礼文港 食堂「さざ波」・居酒屋「浪漫巣」
浜頓別温泉ウイング
6月7日(水)7:36 朝食
浜頓別温泉ウイング
6月7日(水)13:46 昼食
旭川市 ラーメンの蜂屋
6月7日(水)18:08 夕食 ジンギスカン
富良野プチホテル「ブランフルール」焼や屋「たまねぎ」
6月8日(木)12:13 昼食 回転寿司
海鮮鮨処「北々亭」千歳店
中央高速道路石川PA(八王子)
詳細URL
6/1 美唄市郷土資料館
6/1 音江環状列石
6/1 旧花田家番屋
6/2 焼尻島・羽幌町焼尻郷土館
6/2 天売島・ウトウ観察
6/3 天売島・島内観光
6/4 稚内港、氷雪の門、ノャップ岬
6/4 利尻町ウニ種苗生産施設
6/4 利尻町立博物館
6/5 利尻島・白い恋人の丘・姫沼
6/5 利尻島・高山植物展示園
6/6 礼文町郷土資料館
6/6 宗谷岬
6/7 白金青い池・白ひげの滝