2024年12月16日(月)~17日(火)
日本を代表する縄文時代の遺跡である井戸尻遺跡・井戸尻考古館訪問と
12月末でメンバー期限終了のTJKアルペンドルフ白樺での忘年会を兼ねて4人で出かけた。
12月16日は月曜日だったので博物館など休館日のため、月曜日に開館している
野辺山宇宙電波観測所、平山郁夫シルクロード美術館、三分一湧水、
東山魁夷の名画「緑響く」のモチーフになった御射鹿池を訪問した。
アルペンドルフ白樺でフランス料理と赤ワインで忘年会をした。
後にボーリングとカラオケを楽しんだ。
12月17日(火)は快晴で、一昨日前に降った雪道の霧ヶ峰ビーナスラインを通って
諏訪大社下社春宮の幣拝殿(国指定重要文化財)と
1974年に岡本太郎が紹介した万治の石仏、
日本を代表する縄文時代の遺跡である井戸尻遺跡・井戸尻考古館を訪問した。
午後4時ごろ帰宅し、近所の「はま寿司」で慰労会を行った。
縄文時代中期中葉曽利Ⅱ式期(約4500~4000年前)
万治3年(1660年)製作、安山岩
波長が1から10ミリメートルのミリ波の電波を観測するための望遠鏡
世界最大級の直径45メートル電波望遠鏡がある。
ガンダーラ、クシャン朝 2~3世紀 灰色片岩
仏像の始まりと伝播の概略
シッダールタは、紀元前6世紀半ばシャカ族の王子として生まれた。
インド・ブッタガヤーで悟りを開いて仏陀になり、サールナートで教えを説いて仏教が始まった。当初の仏教は仏陀を人の姿ではなく、聖樹や法輪などで象徴的に表していた。
仏像が誕生したのは1世紀後半、ガンダーラであった。
そしてインドのマトゥラーでも仏像が製作されるようになった。
その後、仏教がインドから東方に伝播していくにつれて、
仏像もアフガニスタン、中央アジア、西域、中国、韓国、日本へと伝えられた。
仏像はその地に合った造形表現や素材技法によって製作され、
ガンダーラでは片岩、アフガニスタンでや西域では漆喰や粘土、
中国や韓国では砂岩や石灰岩、日本では木彫で造られることが多かった。
仏像の体形や顔立ち、衣装や持物も様々に変容していった。
平山郁夫シルクロード美術館蔵
TJKアルペンドルフ白樺 忘年会
日程
2024年12月16日(月)
自宅8:30ー8:35 T氏宅ー8:55 N氏宅ー日の出IC9:11ー(圏央道610円)ー9:23高尾山ICー9:27京王線高尾山口駅(M氏10時待合せ)10:07ー高尾山IC10:13ー(中央道3,010円)ー11:43長坂ICー(15.8km20分)ー12:02JR鉄道最高地点(1,375m)ー(2.4km6分)ー12:10野辺山宇宙電波観測所12:50ー(19.6km25分)ー13:23三分一湧水館(昼食)13:48ー13:50三分一湧水14:00ー14:04平山郁夫シルクロード美術館15:14ー(32.4km41分雪道)ー16:12御射鹿池16:15ー(21km30分雪道)ー16:50 TJKアルペンドルフ白樺
2024年12月17日(火)
TJKアルペンドルフ白樺10:20ー(ビーナスライン雪道10.2km15分)ー10:42霧ヶ峰富士見台展望台10:45ー(ビーナスライン雪道・国道20号23.7km37分)ー11:34諏訪大社下社春宮ー11:44万治の石仏11:50ー諏訪大社下社春宮12:00ー(国道20号31.7km48分)ー13:12井戸尻考古館・井戸尻古墳14:13ー(6.9km10分)ー小淵沢IC14:25ー(中央道、圏央道3,430円)ー15:40あきる野ICー15:45はま寿司ーコスモ石油ー16:00自宅
・・16:10はま寿司18:40・・アラモード・・19:00自宅
費用 ¥73,377/4人(約18,344/ 人)
交通費¥10,687(約¥2,672/人)
走行距離438km、ガソリン22.73L(¥3,637)、高速道路料金¥7,050
宿泊費¥40,700(¥10,175/人)
施設利用料¥27,500、ダイニング利用料(ワイン、ビール)¥9,240、
スポーツ利用料(ボーリング、カラオケ)¥2,750、売店利用料(つまみなど)¥1,210
食事¥16,390(約¥4,097/人)
三分一湧水館蕎麦¥4,400、はま寿司¥11,990
入場料¥5,600(¥1,400/人)
平山郁夫シルクロード美術館¥4,400(シルバー)、井戸尻考古館\1,200
2024年12月16日(月)
M氏、電車事故があり約10分程度遅れて到着
野辺山宇宙電波観測所駐車所、矢出川公園(標高1,342m)から
ミリ波干渉計:6台の望遠鏡をつなぎ最大で直径約600mの電波望遠鏡に相当する観測可能
45m電波望遠鏡:ミリ波観測では世界最大級の口径のアンテナで超高感度の電波望遠鏡
アルマ望遠鏡山麓施設(標高約2900m)
66台のパラポラアンテナをつなげて一つの巨大な電波望遠鏡にする
電波干渉計という仕組みを用いている。人間の視力にすると約6000になる。
チリ共和国アンデス山脈アタカマ高地
ハワイ観測所(マウナケア山)、ハワイ観測所岡山分室、TMTプロジェクト、
チリ観測所、ASTE、重力波プロジェクト神岡分室、石垣島天文台
シルクパウダーを食品に活用する事業で開発
通常のそばメニューの2/3麺量になっている。
八ヶ岳の伏流水を三方の村々に三分の一ずつ平等に分配している。
湧水量:8,500t/日、水温:約10度
三分一湧水(動画28秒) 13:54
平山郁夫が日本文化の源流を求めて歩き出した道は、文明が行き交っただけでなく、
仏教が東漸した道でもありシルクロードと呼ぶ道であった。
そして八ヶ岳周辺は日本文化の源でもある縄文文化の中心地の一つであり、
この周辺は絹の往来する道でもあったことに感銘を受け、
この地に平山郁夫シルクロード美術館を建設するきっかけになった。
アフガニスタン、ガンダーラ、パキスタン、マトゥラー、アマラヴァティ、
トムシュク、クムトラ、ホータン、長安、龍門、新羅、京都、ジャワ
弥勒菩薩立像
ガンダーラ、クシャン朝 2~3世紀 灰色片岩
パキスタン、2~3世紀 灰色片岩
アフガニスタン、カピサ、2~4世紀 片岩
ガンダーラ、クシャン朝 3~4世紀 灰色片岩
仏塔浮彫
インド・アマラーヴァティー、サータヴァーハナ朝、2~3世紀 石灰岩
インド・マトゥラー、クシャン朝、300年頃、赤色砂岩
インド・マトゥラー、クシャン朝、2~4世紀 赤色砂岩
平安時代(12世紀の作)、浄土宗や浄土真宗の本尊
ガンダーラ・クシャン朝 2~3世紀 灰色片岩
燃燈仏伝記は、釈迦の生涯を導くため新たに創出された話である。
仏陀の生前はスメーダというバラモンの青年であった。
スメーダが燃燈仏から次の世に仏陀になると予言された物語で、
スメーダが燃燈仏の行く手に自身の頭髪を敷いている。
右端に少女から花を買うスメーダが描かれている。
ガンダーラ・クシャン朝 2~3世紀 灰色片岩
ガンダーラ・クシャン朝 2~3世紀 灰色片岩
ガンダーラ・クシャン朝 2~3世紀 灰色片岩
クシナガラの沙羅双樹の間に北を枕にして横たえ彼岸に入る。
ガンダーラ・クシャン朝 2~3世紀 灰色片岩
ガンダーラ・クシャン朝 2~3世紀 灰色片岩
ガンダーラ・クシャン朝 1世紀初 灰色片岩、金、銀、貴石、水晶
舎利容器と奉納品
ガンダーラ・クシャン朝 1世紀初 灰色片岩、金、銀、貴石、水晶
ウズベキスタン ブハラ 20世紀初頭 布地・手紡麺、刺繍糸・絹
ウズベキスタンの刺繍布 スザニ
ウズベキスタンの刺繍布 スザニ
ウズベキスタンの刺繍布 スザニ
ウズベキスタンの衣服
ウズベキスタンの衣服
指輪 トルクメスタン 19世紀 銀、紅玉髄、貴石
耳飾り 中央アジア 19世紀末~20世紀初 金、銀、紅玉髄
護符、護符入れ 中央アジア 19世紀 銀、紅玉髄
ウズベキスタン 絨毯
赤地双鳥円文錦靴下 中央アジア ソクド 8世紀 絹
中央:菩薩像頭部 中国西域 トムシュク 7~9世紀 粘土
右:仏陀像頭部 中国西域 ホータン 3~5世紀 青銅・渡金
中央:鳥文船形杯 イラン ササン朝ペルシャ 5~7世紀 銀、渡金
右:猪頭文杯 イラン ササン朝ペルシャ 5~7世紀 銀、渡金
八雲立つ 出雲路古代幻想 1998年(68歳)平山郁夫
平山郁夫略年譜(1930~2009)
朝陽の砂漠を行く 2004年(74歳)平山郁夫
行七歩 小下図 1962年(32歳)平山郁夫
仏誕/行七歩 平山郁夫
没後、アトリエから発見された。
太子出城 1969年(39歳)平山郁夫
バーミアン大石仏を偲ぶ 2001年(71歳)平山郁夫
熱砂塵黒 1976年(48歳)平山郁夫
チムール廟 シャーヒージンダの遺跡 サマルカンド 1994年(64歳)平山郁夫
ビビハヌイム寺院遺跡 1994年(64歳)平山郁夫
小泉富士 2005年(75歳)平山郁夫
東山魁夷の名画「緑響く」のモチーフになった。
アルペンドルフ白樺到着16:50 入浴後夕食18:30
先ずはビールで乾杯!
鯛のマリネ オモニエール
ソフトシェルクラブと牛蒡のスープ
鱈のポアレと白子のムニエル、彩りサラダ
スコアはそこそこ、1ゲーム靴借用4人で2,200円
2024年12月17日(火)
起床6:00、入浴洗面後朝食
施設利用料、ダイニング利用料、売店利用料、スポーツ利用料 合計\40,700
TJKアルペンドルフ白樺10:20ー霧ヶ峰ビーナスラインー10:42霧ヶ峰富士見台展望台
富士山、南アルプス、中央アルプス方面
富士見台展望台10:45ー(ビーナスライン・国道20号23.7km)ー11:34諏訪大社下社春宮
諏訪大社下社春宮 砥川と浮島社 11:41
護岸工事中
下諏訪町指定有形文化財 万治の石仏(阿弥陀如来坐像)
万治3年(1660年)製作、安山岩
1974年、岡本太郎が絶賛し紹介した。
風雪により頭部が落ちたことがある。
国重要文化財 幣拝殿 安永9年(1780年)落成
諏訪大社下社春宮12:00ー(国道20号31.7km48分)ー13:12井戸尻考古館・井戸尻古墳
井戸尻考古館
入館料300円
暖房は石油ストーブで行っていた。
縄文農耕論:遺跡から発見される石器の多くは石鍬や石包丁といった農機具。
縄文時代が狩猟や採集のみで支えれれていた社会ではなく、
原始的な雑穀栽培も行っていた農耕社会であったと考えている。
石器、撚糸文浅鉢、蛇文酒壺、菱形蛙文深鉢、両耳埦
井戸尻遺跡群:八ヶ岳南麓の縄文時代中期(約5500年前)の遺跡群
井戸尻遺跡、曾利遺跡、藤内遺跡、九兵衛尾根遺跡、新通遺跡、貉沢遺跡など30余りの遺跡
深鉢、蒸器形深鉢など
横帯区画文桶形土器、雪文大深鉢
信州の特色ある縄文土器 曽利76号住居跡出土
縄文時代中期後葉 曽利Ⅱ式期 約4500~4000年前
坂上遺跡1号墓穴(小竪穴)上面出土
重要文化財 土偶 始祖女神像
重要文化財 土偶 始祖女神像
人面香炉形土器 曽利遺跡29号住居跡出土
縄文中期中葉 曽利Ⅰ式(約4,500年前)の基準となる学術的に価値の高い土器
新月(赤ん坊の両腕)に抱かれた古い月(蛙の丸い胴)の深鉢、
三日月形の両腕が表された深鉢、菱形蛙文揚底鉢、蛇文深鉢など
富士眉月弧 説明文
長野県宝 水煙渦巻文深鉢 曽利遺跡4号住居跡出土
曽利Ⅰ式(約4,500年前)の基準となる学術的に価値の高い土器
曽利文化期に固有的な器種、貯蔵器と考えられる。
大花遺跡出土
井戸尻文化の担い手の末裔が住み続けたのが大花遺跡で、その後消えていった。
寸断された陽石の神(石棒)など
展示室の暖房は石油ストーブで行っていた。
富士山、鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳
昭和41年6月21日指定 文化財保護委員会、富士見町教育委員会
井戸尻考古館14:13ー(6.9km10分)ー小淵沢IC14:25ー(中央道、圏央道3,430円)ー15:40あきる野ICー15:45はま寿司ーコスモ石油ガソリン22.73L(¥3,637)ー16:00自宅(走行距離438km)・・16:10はま寿司(1人約3,000円)18:40・・アラモード・・19:00自宅