2025年2月8日土曜日

古代エジプト展・古代オリエント博物館

2025年2月7日(金)

六本木にヒルズにある森アーツセンターギャラリー(MORI ARTS CENTER GALLERY)で
開催中のブルックリン博物館所蔵の特別展「古代エジプト」と
池袋サンシャインシティ文化会館にある古代オリエント博物館を見学してきた。

ブルックリン博物館所蔵の特別展「古代エジプト」
ブルックリン博物館所蔵の特別展「古代エジプト」
王の頭部(花崗岩) 
古王国時代・第3王朝後期~第4王朝初期(BC2650~BC2600年頃)
ギザの大ピラミッドを建造させたクフ王ではないかと推察される。
ひざまずくペピ1世の小像(硬砂岩)
古王国時代・第6王朝後期ペピ1世治世(BC2338~BC2298年頃)
王は供物を捧げることで神々を鎮め、この世の秩序、正義、真理が保たれるようにした。
べス神の顔をかたどった壺(粘土)
末期王朝時代・第27~31王朝(BC522~BC332年)サッカラ(伝)出土
べス神は家族を見守る神。ミルクや液状の薬が入っていたかもしれない。
女性と供物を描いた墓の壁画(石灰岩、顔料)
新王朝時代・第18王朝初期(BC1539~BC1425年頃)
緑色の敷物にひざまずき、青いロータスの香りをかぐ女性が描かれている。
テーブルの下にはビールとワインの壺、テーブルの上にはパンとウシの頭部がある。

古代オリエント博物館
古代オリエント博物館リーフレット
古代オリエント博物館リーフレット
幾何学文の壺(トルコ)、アレクサンドロス大王型金貨(マケドニア)、三面神石彫(北シリア)、眼の偶像(シリア)、こぶ牛形土器(イラン)、アトラス神座像(パキスタン)、仏陀像頭部(パキスタン)、家形模型(シリア)など
ナルメル王パレット Narmeer Palette(複製) 
エジプト約BC3000年前 現本:エジプト考古学博物館所蔵
ナルメル王パレット説明図
ハンムラビ法典碑(複製)
イラン・スーサ出土BC1970頃 原本:ルーブル美術館所蔵
ハンムラビ法典碑「世界最古の法典」
「目には目、歯には歯」196条、200条、「骨には骨」197条
ロゼッタストーン(複製) 
エジプト・ロゼッタで1799年発見 原本:大英博物館
BC196年プトレマイオス5世のメンフィスで出された勅令が刻まれた石碑の一部。
ヒエログリフ、デモティック、ギリシャ文字の三段に分かれている。
フランス人のシャンポリオンがヒエログリフの解読に成功した。

行程
秋川駅9:14・・(JR五日市線・青梅線)・・立川駅・・(JR中央線/電車遅延)・・新宿駅・・(都営大江戸線)・・六本木駅10:50~~11:00森アーツセンターギャラリー「古代エジプト展」13:00~~六本木駅・・(東京メトロ日比谷線)・・銀座駅13:40~~13:50昼食「天國」14:20~~新橋駅・・(JR山手線)・・池袋駅15:25~~16:00サンシャインシティ文化会館7F古代オリエント博物館17:00~~池袋駅・・(JR山手線)・・新宿駅18:15・・(JR中央線/グリーン車)・・18:44立川駅~~18:50スシロー立川南口店20:12~~立川駅20:26・・(JR青梅線)・・20:40拝島駅20:41・・(五日市線)・・20:52秋川駅

費用(約10,813円)
交通費:JR、都営大江戸線、東京メトロ日比谷線(SUICA)2,213円 
入場料:古代エジプト展2,500円、古代オリエント博物館600円
食費等:天國約2,500円、スシロー立川南口店約3,000円

秋川駅 9:00
秋川駅前広場 東横イン 9:00
大岳山(1,226.5m) 9:03
秋川駅からの眺め
富士山とサマーランドの観覧車 9:04
秋川駅からの眺め
六本木駅周辺 10:51
六本木ヒルズ森タワー 10:52
六本木ヒルズ 10:55
ルイーズ・ブルジョワ展「地獄から帰ってきたところ」
ブルックリン博物館所蔵の特別展「古代エジプト」ポスター 10:56
森アーツセンターギャラリー(MORI ARTS CENTER GALLERY) 10:59
チケット入場料 2,500円
TOKYO CITY VIEW 11:06
森アーツセンターギャラリー52階からの眺望
六本木、乃木坂、青山霊園、新宿高層ビルなど
TOKYO CITY VIEW 11:06
森アーツセンターギャラリー52階からの眺望
青山霊園、国立競技場、新宿高層ビルなど
TOKYO CITY VIEW 11:06
森アーツセンターギャラリー52階からの眺望
皇居方面、スカイツリーなど
ブルックリン博物館所蔵の特別展「古代エジプト」 朝日新聞記事2025.1.23
ブルックリン博物館所蔵の名品約150点が展示されている。
ごあいさつ、メッセージ 11:24
イントロダクション 11:25
河江 肖剰(かわえ ゆきのり)教授
名古屋大学デジタル人文社会科学研究推進センター研究プロジェクト部門教授

古代エジプト時代区分 (数字の後は首都または主要都市名)
先王朝時代:BC3100年:初期王朝時代:BC2686年:古王朝時代:BC2118年:第1中間期:BC2054年:中王朝時代:BC1795年:第2中間期:BC1550年:新王朝時代:BC1069年:第3中間期:BC664年:末期王朝時代:BC332年:プトレマイオス王朝時代:BC30年:古代ローマの属領
文明の予兆 11:29
動物文の壺(土器、彩色)
先王朝時代 ナカダⅢ期初期(BC3300~BC3100年頃)
アウラード・イェヒア(伝)出土
貴族の男性のレリーフ(石灰岩、顔料)
新王国時代・第19~20王朝(BC1292~BC1075年頃)出土地不明
複雑な巻き髪とロータスの花の紐帯があるかつらをかぶる男性。
アクエンアテン王が主導した優美で写実的な芸術様式が見てとれる。
ヒエログリフが書かれたレリーフの一部(石灰岩)
古王国時代・第5王朝(BC2500~BC2350年頃)サッカラのセメンクウ・プタハ墓出土
書記アメンヘテプ[ネブイリの息子](石灰岩)
新王国時代・第18王朝アメンヘテプ2世治世(BC1426~BC1400年頃)テーベ(伝)出土
古代エジプトでは知識と読み書きの力が最も評価された。
この様な姿の描写が許されるのは王族の男子だけであった。
書記と高官を務めた人物のレリーフ(石灰岩、顔料)
第3中間期後期~末期王朝時代初期、第25王朝後期~第26王朝初期
(BC670~BC650年頃)テーベ西岸のメンチュエムハト墓(TT34)推定
長いパレットを持って座る書記と左側にもう一人の人物が見られる。
2人の周囲には「下エジプトの土地の管財人」「下エジプトの労働者の書記」という称号が記され、彼らが行政や記録管理の責任者だったことが読み取れる。
アメンエムハト3世の円筒印章(凍石、釉薬)
中王国時代~第2中間期、アメンエムハト3世治世またはそれ以降、
第12王朝~第17王朝(BC1818~BC1539年頃) 出土地不詳
木製のパレット
この木製のパレットの持主はハヤという名の書記の男性で、アラム語を話すユダヤ人だったとされる。アラム語の書記たちは婚姻契約、不動産取引などの契約書なども作った。
ニカーラーとその家族の像(石灰石、顔料)
古王国時代・第5王朝期後期(BC2455~BC2350年頃)サッカラ(推定)出土
中央の穀物倉の書記の監督官ニカーラー、
両脇に妻カウネプティ、息子アンクマーラーが立つ。
歩く男性の小像(石灰石、顔料)
古王国時代・第6王朝期後期(BC2288~BC2170年頃)
ジェベル・エル・アルク(伝)あるいはディオスポリス・パルヴァ(推定)出土
この像は墓の中で死者のカーが宿り、生者から供物を受け取る役割を持っていた。
カーは生命力と訳される。
生命を維持し墓に捧げられるカウ(食べ物)と関連付けられていた。
古代エジプト人の暮らし
被葬者の寝台を整える召使のレリーフ(石灰岩)
古王国時代・第6王朝期後期(BC2350~BC2170年頃)サッカラ(推定)出土
男性が死者のための寝台を整えている。
木製のローテーブル(木) 11:46
新王国時代・第18王朝(BC1539~BC1292年頃)テーベ(推定)
べス神の顔をかたどった壺(粘土)
末期王朝時代・第27~31王朝(BC522~BC332年)サッカラ(伝)出土
べス神は家族を見守る神。ミルクや液状の薬が入っていたかもしれない。
青色彩文壺(土器、彩色)
新王国時代・第18王朝(BC1332~BC1292年頃)出土地不詳
ファイアンス製のパタイコス神像(ファイアイス)
第3中間期~末期王朝時代(BC1075~332年頃) 出土地不詳
縛られたアイベックス形の皿(凍石)
新王国時代・第18王朝(BC1539~BC1292年頃)出土地不詳
沼地の光景のレリーフ(石灰岩、顔料)
古王国時代・第5~6王朝期(BC2500~BC2170年頃)ギザ出土
沼地は肥沃、豊かさ、創造と結びつく象徴的な存在。
水鳥を狩る人のレリーフ(石灰岩)
新王国時代・第18王朝前半(BC1539~BC1425年頃)テーベ(推測)出土
狩りはエジプト人にとって、スポーツであり食料の確保であった。
墓の壁に描かれる場合は、死者に魚を提供し、
再生を助けるという宗教的な意味合いがあった。
奉納場面を詳細に描いたレリーフ(石灰岩、顔料)
中王国時代・第12王朝アメンエムハト1世治世(BC1938~BC1909年頃)
複合体の北神殿(推定)
アメンエムハト1世の神殿の装飾だったとされる本作は、
王にオナガガモを捧げる召使の一部が見事な曲線美で描かれている。
ナイル河畔の光景のレリーフ(石灰岩、顔料)
新王国時代・第18王朝後期(BC1353~BC1336年頃)ヘリオポリス
上部では造船技師が木の板をなめらかに仕上げている。
部では2つの水瓶をつるした下天秤棒を担ぐ農夫が急な川岸を登っている。
アメン神の農作業者アメンエムハトの葬儀用鎌(木、顔料)
新王国時代・第18王朝(BC1479~BC1425年頃)テーベ第82号墓(推測)
アマルナ美術は自然主義的な表現が特徴である。
アメン神の農作業者アメンエムハトの葬儀用の鎌(木、顔料)
新王国時代・第18王朝(BC1479~BC1425年頃)テーベ第82号墓(推定)
女性と供物を描いた墓の壁画(石灰岩、顔料)
新王朝時代・第18王朝初期(BC1539~BC1425年頃)出土地不詳
緑色の敷物にひざまずき、青いロータスの香りをかぐ女性が描かれている。
テーブルの下にはビールとワインの壺、テーブルの上にはパンとウシの頭部がある。
王宮から出土した首飾り(ファイアンス)
新王朝時代・第18王朝後期アメンヘテプ3世治世(BC1332~BC1292年頃)
テーベ、アメンヘテプ3世の王宮出土
ヤグルマギク形のペンダントが付いた首飾りの一部(ファイアンス)
新王朝時代・第18王朝アマルナ時代(BC1353~BC1336年頃)
テル・エルの「書記の家」住宅45出土
上流階級の女性の小像(木)
新王朝時代・第18王朝アメンヘテプ3世治世(BC1390~BC1353年頃)出土地不詳
ひだのない長いドレスを着用し、三つ編みのかつらは着けている。
カー(生命力)像として来世で女性の精神が宿るよう、
直立不動で墓に安置された可能性が高い。
櫛(木)
新王朝時代・第18王朝(BC1539~BC1292年頃)出土地不詳
人型棺の右眼(黒曜石、結晶質石灰岩、青いガラス)
エジプト新王国時代またはそれ以降(BC1539~BC30年前)
ミイラになった人物を納める外棺に使われた。
カモ形の化粧板(エジプシャン・アラバスター)
新王朝時代・第18王朝後期(BC1336~BC1292年頃)出土地不詳
神殿での儀式や葬儀で、身体や像に塗るために用いられた
軟膏や香油が入れられた可能性が高い。
鏡(青銅)
新王朝時代・第18王朝ハトシェプスト治世~アメンヘテプ3世治世
(BC1478~BC1353年頃)出土地不詳
死後に来世でも使えるよう墓に副葬されたものであろう。
把手が若い女性の形をした鏡は、美と愛と豊穣の女神ハトホルと関連している。
授乳する女性の像(石灰岩、顔料)
中王国時代・第12~13王朝初期(BC1938~BC1630年頃)出土地不詳
母乳がよく出るように神にお願いした納品だったかもしれない。
授乳する女性の像は、女神イシスが幼いホルスを抱き寄せて授乳する神話と関連し、
古代エジプトにおける母性愛を象徴している。
カエルの護符(ファイアンス)
新王朝時代・第18王朝アメンヘテプ3世治世(BC1390~BC1353年頃)出土地不詳
日の出から鳴くカエルは、太陽の再生と結びつき、守護の力があると考えられた。
本カエルは豊穣の神ヘケトを表している。出産時の安全を守るための護符としていた。
ミルク壺(土器、顔料)
新王朝時代・第18王朝初期(BC1539~BC1479年頃)サワマ91号墓出土
穀物を挽く書記セネヌ(石灰岩、顔料)
新王朝時代・第18王朝後期(BC1336~BC1292年頃)テーベ(伝)
来世で死者に代わって働くために副葬されたシャブティ(小人形)であろう。
ヒエログリフには、生前の行いと
王や神々への忠誠な奉仕により恵まれた来世を求める願いが含まれている。
王宮の調理場のレリーフ(石灰岩、顔料)
新王朝時代・第18王朝後期アマルナ時代(BC1353~BC1336年頃)
ヘルモポリス・マグナ(推定)
左端ではアーチ型の天井の部屋でパンを焼いていおり、その上には醸造所がある。
中央では2人の男性が網に包まれたワイン壺を運んでいる。
中庭には5足のサンダルが入った戸棚とほうきで床を掃く人がいる。

カフラー王のピラミッドとスフィンクス頭部 12:13
ピラミッド研究調査の歴史
ピラミッド研究調査の歴史
ピラミッドの5W1H
エジプト考古学者・河江肖剰が発掘現場で使う七つ道具
ピラミッド・タウン(ヘイト・エル=グラブ遺跡)
ピラミッド・タウン
ピラミッド・タウンの地図
スキャン・ピラミッド
スキャン・ピラミッド
ギザ3D調査
株式会社ワールドスキャンプロジェクト(W.S.P)
展示場風景 12:42
展示場風景 12:42
展示場風景 12:42
展示場風景 12:42
トリビア(豆知識・三叉路)
トリビア(豆知識・三叉路)
トリビア(豆知識・三叉路)
トリビア(豆知識・三叉路)
トリビア(豆知識・三叉路)
トリビア(豆知識・三叉路)
クフ王の名前が彫られた指輪、イムヘテプの小像、取っ手の付いた石製容器 12:18
イムヘテプの小像(銅合金)
末期王朝時代~プトレマイオス期時代・第30王朝あるいはそれ以降
(BC381~BC30年頃) 出土地不詳
イムヘテプは、エジプト最古のピラミッドであるサッカラのジェセル王の階段ピラミッドを設計した。イムヘテプはその博識ゆえに古代エジプト人の尊敬を集め、末期王朝時代には神として崇拝された。本作は彼の時代より2000年以上後に作られ、官吏の服装で表現されている。
クフ王の名前が彫られた指輪(金)
末期王朝時代第26~27王朝(BC664~BC404年頃)  ギザ(推定)
銘文には、指輪の主はフイルイプラーだと記されている。
彼は、神官でギザで崇拝されていたクフ王の祭祀を務めていた。

取っ手の付いた石製容器
古王国時代・第3~6王朝 (BC2675~BC2170年頃)  出土地不詳
王の頭部(花崗岩) 
古王国時代・第3王朝後期~第4王朝初期(BC2650~BC2600年頃)
ギザの大ピラミッドを建造させたクフ王ではないかと推察される。
王は上エジプトの王冠である白冠をかぶり、
おそらくセド祭(王位更新祭)の衣装を身に着けている。
穀物倉庫の監督官イルカープタハの坐像(石灰岩)
古王国時代・第5王朝、ニウセルラー治世(BC2455~BC2425年頃)
サッカラ、イルカープタハ墓(伝)
第5王朝時代は、非王族出身のエリートが増加したことで、
政治・行政システムが拡大した。
高官メチェチィの像(木、ジェッソ、顔料、アラバスター、黒曜石、銅合金)
古王国時代・第5王朝後期~第6王朝初期(BC2371~BC2288年頃)
サッカラ、ジェセル王墓周壁の南西にあるチェチィ墓
本作は上層の役人が着る長い腰布をまとっている。
高官メチェチィの像(木、ジェッソ、顔料、アラバスター、黒曜石、銅合金)
アメン神の像(閃緑岩)
末期王朝時代第30王朝ネクタネポ1世治世(BC381~BC362年頃) テーベ(推定)
末期王朝時代の作品だが、顔とかつらには2000年前の古王国時代の
理想的な様式が用いれあれいる。
アメン神の像(閃緑岩)
神のフト(館)
王子の方形彫像(石灰岩)
第3中間期・第22王朝(BC874~BC830年頃)  サッカラ(伝)
オソルコン2世とカラマ王妃の息子である王子の方形彫像。
台座の前面にオリシス神像が再彫刻されていることから、王子が宗教的な目的のために、
この像を再利用したと考える。
奉納石碑(石灰岩)
第3中間期、シェションク3世治世の22年目(BC804年) メンテス(推定)
第3中間期の最も特徴的な記念碑が奉納石碑である。
そこには土地を神殿や神殿の職員に寄進した記録、寄進の条件が記されていて、規定を破った場合は呪われるという記述がある。古代エジプトで呪いが使われることは稀であった。
鍬の模型、石の運搬具の模型(鎮壇具) 12:27
ラメセス2世の名前が記されたヒエログリフの模型(ファイアンス)
新王国時代・第19王朝、ラメセス2世治世(BC1279~BC1213年頃)  
ティル・エル=パハリ南、貴族の墓(伝)
オベリスクの模型(エジプシャン・アラバスター)
新王国時代・第18王朝、トトメス2世治世(BC1481~BC1479年頃)  出土地不詳
本作は神殿模型の一部と推測される。先端はピラミッド形でベンベンと呼ばれ、太陽神ラーが天地創造の際に立っていたとされる「原初の丘」を象徴している。
こだいの神殿の入口には、巨大なオベリスクがそびえ、天地創造を表していた。
ロータスとブドウを描いたタイル フリーズ(ファイアンス、釉薬)
(BC1184~BC1153 年頃)
ヘリオポリスの神殿模型
石製の男性神の小像(片麻岩)
古王国時代・第4王朝(BC2625~BC2500年頃)出土地不詳
王像の上半身(花崗岩、顔料)
古王国時代・第5王朝(BC2455~BC2425年頃)出土地不詳
縞模様のネメス頭巾をかぶり、王権と神聖の象徴であるウラエウスを額に配した王を表している。元の全身像は短い腰布をまとったニウセルラー王の立像であったと推測される。
ひざまずくペピ1世の小像(硬砂岩)
古王国時代・第6王朝後期ペピ1世治世(BC2338~BC2298年頃)
王は供物を捧げることで神々を鎮め、この世の秩序、正義、真理が保たれるようにした。
ペピ1世のピラミッドは南サッカラに造営され、周囲では王妃たちのピラミッドが8基も発見されている。彼は後宮の陰謀により暗殺されそうになっており、王権の凋落や政治的混乱があった時代である。
青冠をかぶった王(大理石)
末期王朝時代~プトレマイオス朝時代(BC664~BC30年頃)出土地不詳
人間の頭とライオンの胴体をもつスフインクス(青銅)
第3中間期・第22~23王朝(BC945~BC712年頃)出土地不詳
神聖な存在、または特定のファラオの超人間的な側面も強調している。
スフインクスの小像は神殿への供物として、
あるいは祭祀の道具を装飾するためにつくられた。
オリシス神像の殻竿(青銅、ガラス)
末期王朝時代~プトレマイオス朝時代(BC664~BC30年頃)
トゥナ・エル=ジェベルの回廊C
殻竿は家畜を追い立てたり脱穀したりするのに使われた農機具の一種で、王がいかに統率力にたけ、農作業の収穫を高めたかを明示する象徴でもあった。

日輪を戴く聖蛇ウラエウス(青銅、金)
プトレマイオス朝時代(BC305~BC30年頃)
トゥナ・エル=ジェベルのトト神殿厨子(推定)
ウラエウスは鎌首をもたげたコブラの姿をした女神で、
多くの場合、王や王女、神々の額を飾る姿で描かれる。
ときには、怒りを鎮めた慈悲深い守護者である「ラーの眼」となることもある。
指輪に取り付けられたトトメス3世のスカラベ(凍石、釉薬、金)
新王国時代・第18王朝トトメス3世治世(BC1479~BC1425年頃)出土地不詳


アメンヘテプ2世の名前が彫られた指輪(銀)
新王国時代・第18王朝アメンヘテプ2世治世(BC1426~BC1400年頃)サッカラ(伝)
最古の時代からメイス(棍棒)で敵を打ち据える王の姿は、勝利を象徴するポーズとして描かれてきた。王の重要な役割はアマト(秩序、正義、真理)の維持だった。
それを揺るがす敵はさまざまだが、その最たるものは敵意を持った外国人だった。
ホルス神を抱くイシス女神像(石)
末期王朝時代・第26~27王朝(BC664~BC404年頃)出土地不詳
イシス女神は、神話上エジプト最初の王とされるオリシスの妻で、
オリシスの死後にエジプトを統治したホルスの母。

オリシス神像(硬砂岩)
末期王朝時代・第26王朝(BC664~BC525年頃)出土地不詳
冥界を支配するオリシス神は、神話の中で死後に再生したことで、
古代エジプト王たちも同様に、来世で再生できると考えた。
本作のようにオリシス神は生きている王と同じ王冠を付けた姿で描かれることが多い。
最古のオリシス神の」記述は、古王国時代・第4王朝のカフラー王の治世である。
第5王朝、第6王朝で太陽神ラーの崇拝と結びつき、後に数千年間続くオリシス信仰の基盤になったと考えられる。
ムト女神の立像(青銅)
末期王朝時代(BC664~BC332年頃)アクミール(伝)
「母」を意味する名を持つムト女神は、ハゲワシの頭飾りの上に二重冠をかぶり、
額には王族のもう一つの印であるコブラを付けている。
ハヤブサの棺(青銅)
プトレマイオス朝時代(BC305~BC30年頃)出土地不詳
ハヤブサやハゲワシなどの猛禽類は、
王を象徴するホルス神やラー神といった神の化身とされていた。
こうした青銅製の棺に鳥のミイラを納め奉納することで、
神に自分の祈りや願いを伝えようとした。
仔牛の頭部(木、プラスター、顔料)
末期王朝時代(BC664~BC332年頃)サッカラ
雄牛はその力強さと雄々しさから王権や神性と結びつけられた。
かつては彩色されていたこの雄牛の頭部も、
神聖なウシとして崇拝されていたかもしれない。
シストラム(古代エジプトの楽器)を持ちハトホル女神の前に立つ王(玄武岩)
プトレマイオス朝時代(BC3世紀頃)出土地不詳
王が敬虔な息子として、愛と美と音楽の女神である母ハトホル女神の前で、
シストラム(ガラガラに似た楽器)を手に立っている。
王がシストラムを振っているのは女神を鎮めるため。
セティ1世の境界碑(石灰岩)
新王国時代・第19王朝(BC1290年頃)出土地不詳
境界碑は、あらゆる階層の人々が近づきやすい田畑に建立され、民間信仰に使われた。
子の石碑は2つの土地の境界を示し、この土地の収入は、「保護された像」と呼ばれる王像のための儀式や供物の支援に充てることが示されている。
上段のファラオは、青冠をかぶって杖を持つセティ1世である。
戦いの場面を描いたレリーフ(砂岩、顔料)
新王国時代・第18王朝後期ツタンカーメン治世(BC1332~BC1322年頃)
テーベ(伝)おそらくカルナク神殿出土
ツタンカーメン王率いる軍隊による、レヴァントの一部での戦いの勝利を記念した壁面のレリーフの一部。盾と槍を持ったエジプトの兵士が、はしごを伝って町の壁や要塞を乗り越えようとしている。
プトレマイオス2世フィラデルフォスのレリーフ(花崗岩)
プトレマイオス朝時代、プトレマイオス2世治世(BC285~BC246年頃)
ペーペイト・エル=ハガー
プトレマイオス朝以降のエジプト王はマケドニアの王や王妃による外国人統治の時代が続いたが、彼らはエジプト様式の特徴を自分たちの図像に取り入れた。
ファラオの頭部(石灰石)
プトレマイオス朝時代(BC332~BC30年頃)テーベ(伝)
おそらくプトレマイオス12世(笛吹き王として知られる)の頭部であろう。
マケドニア出身のプトレマイオス家は、エジプト人とギリシャ人の支持を得るため、
その両方の様式で自分たちを表現し、公共の場に配置した。
本作は、エジプト北部の赤冠とエジプト南部の白冠を組み合わせた
二重冠をかぶり全土の統一を象徴している。
プトレマイオス12世は、ローマの支援で即位したが、悪政と重税、ローマへの貢物、
酒や笛に溺れて民衆の反感を買っていた。
彼の娘がエジプト最後の女王であるクレオパトラ7世である。
アメン・ラー神またはアメンヘテプ3世の像(珪岩)
新王国時代・第18王朝、アメンヘテプ3世治世(BC1390~BC1353年頃)出土地不詳
「隠された者」を意味するアメンは、もとはルクソールの地方神であった。
中王国時代、太陽神ラーと習合し最高神として崇められるようになった。
アメンの総本山であるカルナク神殿はエジプト最大の神殿である。
アメン・ラー神またはアメンヘテプ3世の像(珪岩)
アテン神に物を捧げるアクエンアテン王とその娘のレリーフ(石灰石、顔料)
新王国時代・第18王朝後期アマルナ時代(BC1353~1336年頃)
スフインクスの姿で表されるアクエンアテン王(石灰石、顔料)
新王国時代・第18王朝後期アマルナ時代(BC1353~1336年頃)
ネフェレトイティ(ネフェルティティ)王妃のレリーフ(石灰石、顔料)
新王国時代・第18王朝後期アマルナ時代(BC1353~1336年頃)
ヘルモポリス・マグナ(推定)出土
独特な青色をした背の高い冠をかぶっている。
これは現在ベルリン美術館に所蔵されている有名な胸像と同じ種類の冠である。
王妃の頭部(石灰石、顔料)
新王国時代・第18王朝後期アマルナ時代(BC1353~1336年頃)
おそらくテル・エル=アマルナ出土
この断片はアクエンアテン王と王妃ネフェルトイティの次女であり、
ツタンカーメン王の妻でもあったアンクエスエンバーアテン王妃のものと考えられる。
ジャッカルの伏臥像(木、顔料)
末期王朝時代またはそれ以降(BC664~30年頃)おそらくサッカラ
このジャッカルはネクロポリス(共同墓地)の上の聖なる山に伏せているアヌビス神を表している。アヌビス神は殺されたオシリス神の遺体をミイラにし、エジプトのすべての死者のミイラ化を司った。再生した死者の魂を冥界のオリシス神の元へ導く役割を担っている。
壁龕に配された像(石灰岩)
古王国時代・第4~5王朝(BC2625~2350年頃)おそらくサッカラ出土
墓に設けられた死者の像は、葬送儀礼の中心的な役割を果たしていた。
墓を訪れた家族たちは、この像を見ることで故人を偲んだ。
神官は供物の飲食物を像に捧げ、
供養文を唱えることで死者の霊魂が供物を確実に受け取れるようにした。
「扉の口で歩く男」を表すこの像は、後の「死者の書」を想起させるとも言われている。
アメンエムハトの石碑(石灰岩)
中王国時代
上段にはヒエログリフで数千頭のウシ、鳥、パン、エジプシャン・アラバスター、麻布、様々なものと来世に於いて望んだものが記されている。
動物の棺の上に置かれたトガリネズミの像、ネコの座像
ネコの座像(青銅、中空の鋳造品)
末期王朝時代・第26~30王朝(BC664~343年頃)出土地不詳
ネコやネコの頭を持つ女性の姿は女神バステトを表しており、
ネコのミイラとともに動物墓地に埋葬されていた。
本作のように精巧なネコの像は、両耳の間にスカラベが、胸には健康と再生の象徴である聖眼ウジャトが飾られているものが多い。
動物の棺の上に置かれたトガリネズミの像(青銅)
末期王朝時代(BC664~332年頃)おそらくサッカラ
ペットがミイラ化されることは稀であったが、神の化身とされた一部の動物のみが宗教儀礼を目的に飼育され、死亡後に防腐処理を施し、壮麗な儀式で埋葬された。
トガリネズミは夜行性と攻撃的な狩猟能力から創造神アトゥムと結びつけられた。
ヌン(原初の沼)を表した皿、縛られたカモの供物の模型、サルの像
縛られたカモの供物の模型(エジプシャン・アラバスター)
第1中間期~第2中間期(BC2170~BC1539年頃)出土地不詳
アメンエムハトの石碑などの供養碑にある供物リストと同じく、
食物の模型には死者の霊魂に食べ物を供給する意味があった。
サルの像(青いファイアンス)
新王国時代・第18王朝後期(BC1353~BC1336年頃)アマルナ(伝)
サルは多額の費用を投じて遠方から輸入する必要があったため、
飼い主の富と社会的地位の高さを示す動物であった。
魚形のガラス容器(ガラス)
新王国時代・第18王朝後期(BC1390~BC1292年頃)おそらくサッカラ
この精緻なガラス容器は、丸みを帯びた形と長い背びれからナイル・ティラピアと分かる。
卵がかえるまで受精卵を口にくわえ、孵化した稚魚を吐き出すというその習性から、自然発生的に生じる生命を連想させ、再生と復活の象徴と考えられた。
カバの像(ファイアンス)
中王国時代~第2中間期・第12~17王朝(BC1938~BC1539年頃)出土地不詳
豊穣と再生の象徴であるカバの中でも、雌は猛烈な勢いで子どもを守るため、
墓にカバの像を納めれば死者の魂はその力で保護されるとされた。
この像は生き返って死者を傷つけないように足を折り取ってから副葬された。
アメンエムハトのシャプティボックス、首飾り、襟飾り、護符、耳飾り
左上:アメンエムハトのシャプティボックス(木)
新王国時代・第18王朝トトメス4世治世~アクエンアテン治世(BC1400~BC1336年頃)
テーベ西岸のアメンエムハト墓(推定)
右上:アメンエムハトのシャプティ(石灰岩、彩色)
新王国時代・第18王朝トトメス4世治世~アクエンアテン治世(BC1400~BC1336年頃)
テーベ西岸のアメンエムハト墓(推定)
第12王朝時代からシャプティという小像が墓に副葬されるようになった。
数百という単位で副葬され、冥界で被葬者の代わりに農作業などの労働をするという役割があったからだ。シャプティは籠や鍬のような道具を持ち、作物の栽培や隣接する砂漠から吹き込む砂を取り除くなどの作業があったとされる。
耳飾り(金)
中空の円筒形の護符(金)
花柄の襟飾りが施された壺、取っ手の付いたガラス容器 12:51
花柄の襟飾りが施された壺(エジプシャン・アラバスター)
新王国時代・第19王朝(BC1292~BC1190年頃)おそらくサッカラ
この花文様は、花輪を土器にかけるという古代エジプトの葬送儀礼と結びついている。
花輪には再生の意味合いを持つ花や植物が使われた。
取っ手の付いたガラス容器(ガラス)
新王国時代・第18王朝後期(BC1353~BC1336年頃)サッカラ(推定)
短剣(銅、黒檀、カバの牙)
中王国時代・第12王朝(BC1938~BC1759年頃)出土地不詳
この時代に短剣を含む武器がミイラの横に置かれたのは、保護や軍事的能力への関心、
また被葬者の権威や地位を強調する象徴でもあった。
ハエのペンダント(銀、ひも)
新王国時代・第18王朝(BC1539~BC1292年頃)サマワ53墓
第18王朝のファラオは武勇に対する褒賞として、ハエ形のペンダントが付いた金の首飾りを授与していた。ハエは粘り強さの象徴であり、持主を守る意味合いもあったであろう。
帆船の模型
日常でナイル川を船で行き来する古代エジプト人は来世でも船が必要と考えた。
本物の船が死者と共に副葬されることもあったが、
やがて船の模型を副葬するようになった。
左:イシス女神の小像(青銅)
プトレマイオス朝時代(BC332~BC30年頃)出土地不詳
右:オリシス神の小像の小像(金で象嵌された青銅)
末期王朝時代・第26王朝(BC664~BC523年またはその少し前)アビュドス(推定)
偉大な呪術者であり守護者としても崇拝されていたイシス女神は、
セトがナイル川に投げ捨てた夫オリシスの遺体を取り戻し、呪いの力で再生させた。
イシスが育てたオリシスの息子ホルスは、
後に叔父セトをの戦いに勝利し、エジプトの王となった。
泣き女のレリーフ(石灰岩)
新王国時代・第18王朝後期~第19王朝初期(BC1319~BC1204年頃)サッカラ
嘆き悲しむ行為は葬儀に不可欠な要素で、死者の来世での再生を後押しすると考えられた。
仰々しい身振りで泣く女性たちは職業的に「泣き女」と呼ばれることもある。
本作では、葬儀場の砂を頭にかけたり地面に倒れ込んだりしている描写で、
悲しみを見事に表現している。
ネフテュス女神像(木、彩色)
末期王朝時代~プトレマイオス朝時代(BC664~BC30年頃)出土地不詳
イシス女神とネフテュス女神の姉妹がイシスの夫オリシスの遺体に祈り続けると、
オリシスは冥界の王としてよみがえった。
死者の墓に隣接する墓所には、しばしは嘆き悲しむ2柱の女神の小さな木像が置かれた。
ネフテュス女神像
ミイラの覆い布(亜麻布、ジェッソ、塗料)
プトレマイオス朝時代(BC332~BC30年頃)サッカラ(推定)
ホルス神が描かれたパピルス(パピルス、顔料)
プトレマイオス朝時代(BC305~BC30)メンフィス(推定)
ネフェレトィウ(レンベトネフェレトの子)のミイラの包帯(亜麻布、インク)
プトレマイオス朝時代またはそれ以降(BC332~AC1世紀)出土地不詳
ウェンネフェル(タアメンの子)の包帯(亜麻布、インク)
プトレマイオス朝時代またはそれ以降(BC332~AC1世紀)出土地不詳
カノプス壺と蓋
末期王朝時代・第26王朝(BC664~BC525年頃またはそれ以降)出土地不詳
最も重要とされる4つの臓器を防腐処理し、カノプス壺に入れた。
壺の蓋は4柱の神の頭部をかたどっておりそれぞれの臓器を守る役割を持った。
ジャッカルは胃を守るドァムトエフ神、ハヤブサは腸を守るケベルセネエフ神、
人間は肝臓を守るイムセティ神、ヒヒは肺を守るハピー神である。
心臓は魂の座であるため体の中に残された。
脳は重要な臓器であると信じられなかったため鼻の穴から脳を摘出して処分した。
展示場風景 12:58
家の女主人・ウェレトワハセトの棺と内部のカルトナージュ(木、彩色、カルトナージュ) 
新王国時代・第19王国時代(BC1292〜BC1190年頃)デイル・エル=メディナ(推定)
家の女主人・ウェレトワハセトの棺と内部のカルトナージュ一部
カルトナージュと呼ばれる、亜麻布やパピルスを漆喰で固めて何層にも固めた、
ミイラを収める入れ物は様々な場面が細かく描かれ、彩色されている。
神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラ(亜麻布、顔料、ジェッソ、人間の遺体)
第3中間期・第25王朝後半(BC760〜BC558年頃)テーベ(推定)
カルトナージュに描かれているのは、死者を守り復活を助ける大勢の神々が描かれている。
神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラ
神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラの一部
デメトリオスという名の男性の肖像とミイラ
デメトリオスという名の男性の肖像とミイラ(彩色された布、金、人間の遺体、蝋画、板)
ローマ時代(AC95~100年頃)ハワラにあるローマ時代の墓地)
死者の遺体をミイラにする習わしはローマ時代まで続いた。
亜麻布表面の金箔の装飾には、エジプトの神々だけでなく、デメトリオスの名と59という死亡時の年齢がギリシャ語で書かれている。肖像画は木製のパネルにローマ時代の技法である蝋画(蝋を混ぜた顔料を熱で溶かして描く技法)で書かれている。
トトイルディスの木棺(木、彩色プラスター)
末期王朝時代・第26王朝時代(BC664~BC525年頃)テーベ(推定)
被葬者がミイラの姿で描かれるとともに、死後の願いが図像で表されている。
ヒエログリフ
展示場風景 12:59
エピローグ映像 13:00
河江肖剰氏
六本木ヒルズ 13:13
六本木駅・・(東京メトロ日比谷線)・・銀座駅
銀座4丁目周辺 13:39
銀座4丁目周辺 13:41
銀座天國 13:50
銀座天國 13:56
天丼 1,500円
銀座天國 14:00
天丼1,500円、ビール980円 約2,500円

銀座天國14:20~~新橋駅・・(JR山手線)・・池袋駅~~
古代オリエント博物館
池袋サンシャインシティ 15:30
古代オリエント博物館  入館料600円
公式音声ガイド610円、収録時間:約45分
古代オリエント博物館 館蔵品展(フロアマップ)
池袋サンシャインシティ文化会館7階
テル・ルメイラ遺跡 出土土器 16:00 
1970年代後半、古代オリエント博物館はシリア北部のユーフラテス川のほとりにあるメイラ・ミショルフェ地区で発掘調査を行った。
これはダム建設により水没する数多くの古代遺跡を救済する学術調査であった。
調査地の一つテル・ルメイラ遺跡は三つの時期の堆積からなっていた。
上層の鉄器時代層(BC900~BC600年頃)では、
新アッシリア帝国属州時代の城壁に間込まれた町が発掘された。
中層は中期青銅器時代(BC2000~BC1600年頃)の集落で
ハンムラビ王が生きた時代の日常生活を語る遺物が多く出土した。
最下層は前期青銅器時代(BC2300~BC2000年頃)の農村跡で、
その出土品は地中海沿岸からメソポタミアまで広い交流があったことを証明した。
シリア、テル・ルメイラ遺跡 中央発掘区 断面図
テル・ルメイラ遺跡 積層概念模型説明板
テル・ルメイラの台所と司祭室の一部(BC1600年頃)
テル・ルメイラの祭祀 家形土製品

古代オリエント博物館展示室
東西文明の出会い 16:08
古代オリエント 16:08
人類最古の時代=旧石器時代 
原人、猿人の骸骨(複製)
およそ600万年前にアフリカに誕生した人類の祖先(猿人)は進化を始め、約180万年前には原人の一部がアフリカ大陸を出て、ユーラシアへと広がった。
そして、剥片石器を発達させた旧人ネアンデルタール人が登場した。
30万年ごろに現れた現生人類・新人(ホモサピエンス)は、言語能力や芸術の創造で他の人類と異なっていた。オリエント地域では約4万5千年前、新たな石刃技法を身につけた新人が現れ先住の旧人に替わった。これ以降、世界中に拡散した新人が全人類の多様な文化を形づくっていった。
農耕牧畜のはじまり
新人、旧人の骸骨(複製)
今から1万2千年前以降、最後の氷河期が終わり気候が温暖になると、
狩猟採集民であった人類をとりまく環境も大きく変化した。
メソポタミアから地中海沿岸にかけて「肥沃な三日月地帯」と呼ばれる地域には、
野生のムギやマメ類、ヒツジやウシ、ブタといった動植物の祖先が生息していた。
やがて人類は、これらの生物の繁殖に働きかけて自ら栽培し飼育する農耕牧畜を始めるようになった。そして家を建て、土器、農具、織物を作り、村落を営み定住するようになった。
石器、黒曜石原石
鎌(復元製作品)シリア出土(BC6500~BC6000年頃)
柄部は動物の骨角や木材、石刃を瀝青(ビチュメン)で固着してある。
磨製石斧 シリア出土  新石器時代(BC5500~BC5000年頃)
紡錘 シリア 現代
 土製紡錘 シリア北部出土(BC5500~BC5000年頃)
彩文土器 シリア出土(BC5900~BC5200年頃)
メソポタミア北部一帯に広がったハラフ様式の土器片
彩文壺 メソポタミア出土(BC5500年頃)、幾何学文長頸壺 シリア出土(BC5500年頃)
彩文杯 メソポタミア北部出土(BC5200~BC4500年頃)
左:女性土偶 イラク南部出土(BC4500年頃)
爬虫類を思われるこの種の土偶は南メソポタミアの先史時代に多く確認されている。
中央、右:女性土偶 メソポタミア北部出土(BC5500年頃)
豊満な裸体を強調した女性の土偶は、豊穣を願う偶像かもしれない。
土偶説明
都市と国家のはじまり
楔形文字の登場
文字のはじまり
粘土板文書(経済行政文書)
イラン南部(BC2100~BC2000年頃)
イラン南部のウンマ地域の経済行政文書、神殿にビール、ナツメヤシの実、魚、粉、蔬菜類、羊毛、綱などの物資を納めて記録が書かれている。
出土した楔形文字粘土板の分布
幾何学文壺  トルコ西部出土(BC5500年頃)
トルコ西部の新石器時代を代表する彩文土器
ハンムラビ法典碑(複製) 16:21
イラン・スーサ出土(BC1970頃) 原本:ルーブル美術館所蔵
ハンムラビ法典碑(複製)説明
ハンムラビ法典碑「世界最古の法典」
「目には目、歯には歯」196条、200条、「骨には骨」197条
古代オリエント博物館展示室 16:22
女性像付き香炉
シリア出土(BC2000~BC1500年頃)
胴部に大鳥の背に立つ女性を表している。墓地から出土したと推定される。
土偶
北シリア、シリア出土(BC3000~BC2000年頃)
ユーフラテス流域の土偶
角杯を持つ立像
シリア出土(BC3000~BC2000年頃)
ユーフラテス中流域のセレンカヒヤから多数類例が確認されている。
人面付き奉献台(玄武岩)
レヴァント中部出土(BC3200年頃)
シリアとイスラエルの国境地帯にまたがるゴラン高原で多く出土する。
牛頭脚の奉献台片(玄武岩)
シリア出土(BC820年頃)
半月状の角をもった牛頭の形に脚部を掘りだした円形奉献盤の一部である。
本来は三脚の盤であっただあろう。上面に供物をのせて祭祀に用いたと考えられる。
三面神浮彫(玄武岩)
シリア?出土(BC1800~BC1700年頃)
湾曲した牛角がつく冠から神像だと分かる。
三つの顔面を表現が本品の最大の特徴で、水の神エア神?の知性、
またはその随神ウスムを表しているのかもしれない。
銅製牛車(銅)トルコ出土(BC2300年頃)
2~3頭立てのロバや牛が牽く車両は紀元前3500年頃にコーカサスに出現し、古代オリエントに広がった。本品のような小型の模型を死者とともに墓に副葬する風習も古い。
二輪車模型、四輪車模型(土製品)
シリア、シリア北部出土(BC2500~BC2000年頃)
婦人像頭部(青銅)
シリア出土(BC2500~BC1000年頃)
ターバンのような頭巾をかぶっているか、髪を結った女性を表している。
バアル神像(嵐と豊穣の神) シリア出土(BC1500年頃)
ウガリトの主神バアルは、東地中海地域一帯の豊穣の神であった。
後にエジプトでも崇拝されるようになり、
王の権威を象徴するエピセット(形容辞)に用いられた。
双注口壺(土器) イラク出土(BC3000年頃)
無文土器、2本の注口がある。
ビールなどの飲物を二人で飲むための葦ストローを用いたかもしれない。
幾何学文壺  シリア北部出土(BC2000~BC1600年頃)
古アッシリア王国時代前後のメソポタミア北部で製作された幾何学文様の美しい彩文土器。
シンプルな無文土器が主流であった当時のメソポタミア土器文化のなかで異彩を放つ。
三足付水差 
トルコ西部ヨルタン付近出土(BC2600~BC2200年頃)
人面装飾かまど
シリア西部出土(BC2500~BC2000年頃)
日常的な調理かまどではなく、祭祀具と思われる。
神聖なかまどの炎が豊穣や幸運のシンボルだったのだろう。
子ども解説パネル
ウラルトゥ王国の銅製ベルト
ウラルトゥは紀元前9世紀前半に現在のトルコ東部ヴァン湖周辺に建国された王国で、
都はヴァン(古代名トゥシュバ)にあった。
最盛期にはイラン北西部やアルメニアまで拡大したが、アッシリア帝国や騎馬民族スキタイの攻撃を受けて紀元前700年以降衰退し姿を消した。
ウラルトゥは山地が多く、銅や鉄などの豊富な地下資源に恵まれていた。
ウラルトゥ腰帯装飾板 イラン西北部出土(紀元前8~7世紀)
青銅ベルト断片 イラン出土(紀元前800年頃)
青銅製ベルト トルコ東部出土(紀元前8世紀)
ウラルトゥ王国はアッシリア帝国と戦った強国の一つ。
これは革帯に縫い付けたベルトでかつては金色に輝いていた。
ウラルトゥのベルトの文様
スタンプ円筒印章 ウラルトゥ王国出土(紀元前8世紀)
ウラルトゥ王国の印章は、
円筒印章スタンプ印章を兼ねた独特のスタンプ円筒印章という形式になっている。
浮彫
ニネヴァ(イラク北部)にあったアッシュルバニバル王の宮殿で発見された。
伝説の「バビロンの空中庭園」もモデルになったとも言われている。
古代オリエントの統一

古代エジプトの文化
古代エジプト文明 16:32
ナルメル王パレット Narmeer Palette(複製) 
エジプト約3000年前 現本:エジプト考古学博物館蔵
ナルメル王パレット
ナルメル王パレット解説書
ナルメル王パレットの首を切られた捕虜
ヒエラコンポリス 
エジプト先王朝時代約6,000年前(BC40~BC22世紀)
ナルメル王パレット、棍棒頭
彩色人物像浮彫  エジプト(BC664~BC332年頃)
彩色人物像浮彫
ミイラマスク エジプト(BC30~AD395年頃)
人形棺蓋断片 エジプト(BC332~BC30年頃)
プセムテクのウシュプティ エジプト(BC664~BC332年頃)
シャプティという小像が墓に副葬されるようになった。
冥界で被葬者の代わりに農作業などの労働をするという役割があった。
シャプティは籠や鍬のような道具を持ち、
作物の栽培や隣接する砂漠から吹き込む砂を取り除くなどの作業があったとされる。
ツタンカーメン王の棺(複製)
三層目の棺で純金約110㎏で造られている。
ミイラ作り教室
ナマズのミイラ
スカラベ形飾り板(金) エジプト(BC664~BC30年頃)
四隅に孔があいているのでミイラの包帯に縫い付けられていた可能性がある。
ミイラおおい

各種の壺
彩文壺、植物文壺
古代エジプトの護符
古代エジプトの護符
古代エジプトの護符
古代エジプトの護符
古代エジプトの護符
ロゼッタストーン(複製) 
エジプト・ロゼッタで1799年発見 原本:大英博物館
BC196年プトレマイオス5世のメンフィスで出された勅令が刻まれた石碑の一部。
ヒエログリフ、デモティック、ギリシャ文字の三段に分かれている。
フランス人のシャンポリオンがヒエログリフの解読に成功した。

イラン高原の文化 
イラン高原の文化 16:38
彩文土器の文様
コブ牛形土器
イラン北部ギーラーン州出土(BC1200~BC800年頃)
墓に副葬されたもので、死者に水や酒などを捧げる容器だったのでだろう。
コブ牛形土器
ルリスタン地方の青銅器
イラン西南部ルリスタン地方はメソポタミアから見れば辺境の地であったが、
紀元前1300年かた紀元前700年頃にかけて、独特な青銅器文化が栄えた。
ルリスタン地方の青銅器
イラン高原の初期鉄器時代(紀元前1300年から紀元前700年頃)
左:山羊装飾飾りリュトン イラン北西出土(BC360~BC300年頃)
中央:牛頭形土器 イラン北西出土(BC1000~BC600年頃)
右:灰色磨研把手付壺 イラン出土(BC1200~BC800年頃)
左:銀製円文装飾壺(銀) イラン出土(BC700~BC600年頃)
中央:山羊頭飾り長嘴壺 イラン北部フルヴィン出土(BC1000~BC800年頃)
右:羊頭装飾壺 イラン北部出土(BC1000~BC600年頃)
左:施釉小壺 イラン北部出土(BC800年頃)
中央左:施釉円筒蓋付容器 イラン北部出土(BC800年頃)
中央右:青釉刻文装飾蓋付壺 イラン北部出土(BC900~BC800年頃)
右:ファイアンス馬形飾り板 イラン北部出土(BC700年頃)

アケメネス朝ペルシャ
子ども解説パネル
三翼鏃(復元実験試料)、青銅製鏃 イラン出土(BC600~BC300年頃)
アケメネス朝ペルシャ帝国や北方の騎馬民族スキタイ人などが用いた青銅製三翼鏃。
アキナケス型鉄剣 イラン出土(BC600~BC300年頃)
北方の騎馬民族スキタイ人などが用いていた。
柄と刃が一体造りの剣は「アキナケス」と総称される。
ペルシャ帝国でも採用され、宮殿の衛兵の武装として表現される。
彩文把手付壺(レキュトス) シリア出土(紀元前5世紀)
香料を入れていた土器で、墓にもしばしは副葬された。
ギリシャのアッティカ地方で作られたものだが大量に輸出され、
当時アケメネス朝ペルシャ帝国の領土だった西アジアからも出土している。
ペレスポリス遺跡(イラン)
左:子を抱く男子像 シリア出土(BC500~300年頃)
右:人物像 シリア出土(BC400~300年頃)
青銅製鎌、青銅製斧、青銅製短剣、青銅製長剣
バクトリアの青銅文化、紀元前4~3千年頃のラピスラズリの路、東地中海地域 16:41
バローチスターン先史文化
バローチスターンとは、現在のイランとパキスタンにまたがる地域を指す。
バローチスターン土偶
バクトリアの青銅器文化
台付き杯 アフガニスタン北部 (BC2000~1500年頃)
バクトリア=マルギアナ考古複合(オクサス文化)によく見られる土器
紀元前4~3千年紀のラピスラズリの路
東地中海地域 16:41
青銅器時代の東地中海交易網
同心円文長胴壺 シリア(BC880~700年頃)
フェニキア人が入植していた鉄器時代のキプロス島の彩文土器に特徴的なものである。
青銅器時代の東地中海交易網
コリントス式土器 ギリシャ(BC7世紀)
壺 チュニジア、カルタゴ遺跡(BC400~200年頃)
ポエニ語碑文 チュニジア(BC4~2世紀)
東西文化交流地図
東西文化交流展示室 16:43
ヘラクレス胸像 シリア(AD50~250年頃)
胸の前の結び目は動物の足である。
ギリシャ神話では凶暴なライオンを退治した英雄ヘラクレスは、
その毛皮をまとう姿で表される。
東西文化交流展示室 16:43
16:44
アトラス神座像、ハルポクラテス像
ヴィーナスとキューピッド シリア(AD1~250年頃)
シリア・パルミラ遺跡 16:44
シリア・パルミラ遺跡 
アゴラ、円形劇場、ネボ神殿、浴場跡、列柱道路、凱旋門
シリア・パルミラ遺跡 ベル神殿
銀貨 
シリア(アドラス)、ギリシャ(コリント、アイギナ、アテナイ)
金貨
アケメネス朝ペルシャ、エレクトラム貨、銀貨
銀貨
銀貨
銅貨
カットガラス碗(メソポタミア~北イラン)、ガラス製水瓶(イラン)
正倉院ガラス
カットガラス碗 メソポタミア~北イラン(AD5~7世紀)
正倉院の白瑠璃碗と同形の碗、約90個もの精巧なカットがされている。
保管状態の良い正倉院の碗は透明さを保ち、
西アジアの碗は表面が風化して虹色の光を放つ。
ガラス製水瓶 イラン(AD9~11世紀)
正倉院の白瑠璃碗と同じ形式の水瓶。
動物形リュトン(ガラス) 東地中海沿岸(AD1~2世紀頃)
褐色ガラス製リブ碗  東地中海沿岸(紀元前後頃)
ヘレニズムの銀器の模倣かもしれない。
突起装飾ガラス碗 イラン(AD250~400年頃)
北メソポタミア、イランなどの墓から出土するほか、
中国の4世紀初の墓からの出土もある。
マーブル文ガラス小瓶 東地中海沿岸(AD1~100年頃)
緑色ガラス壺 東地中海沿岸(AD1~3世紀頃)
ガラス製片口瓶 シリア(AD1~200年頃)
千花文ガラス製杯 東地中海沿岸(BC30~AD90頃)
ガラス製瓶 東地中海沿岸(BC150~BC50頃)
ガラス製瓶 東地中海沿岸(BC550~BC350頃)
コアガラス両手付瓶の復元例
千花文杯の復元例
風化したガラス製品 
子ども解説パネル
ガラスの発展
ガンダーラ美術
イラン系のクシャーン朝のもとで国際色豊かな仏教美術が栄えた。
インドで誕生した仏教は本来仏陀像を作る習慣を持っていなかった。
ガンダーラの地でギリシャ・ローマの神像彫刻の影響を受け、
初めて人間の姿をした仏像や仏伝図が作られた。
仏陀の聖地とガンダーラ
石製建築装飾 ガンダーラ(AD100~400年頃)
とぐろを巻く尾を持つ生き物は、川や池に住む怪獣で、
象のような鼻を持ち、動物の足を持つ。仏塔の階段側面などに使われた。
子ども解説パネル
山羊に乗り、女性たちと酒を飲むサテュロス ガンダーラ(紀元2~4世紀)
ギリシャ神話のシレノスは、古代の酒と酩酊の神であり、
ディオニュソスの教師、預言者、信奉者である。
外見上は禿げ頭で、太っていて、毛深く、獣のような外見をしている。
ローマ神話では彼はシルワヌスに相当する。
仏伝図浮彫
菩薩像頭部 ガンダーラ(AD200~400年頃)
ガンダーラの菩薩像は頭髪を8の字に結っているのが特徴である。
菩薩像頭部 ガンダーラ(AD200~400年頃)
ギリシャローマ世界で発達したストゥッコと呼ばれる素材は、
石灰、粘土、藁などを混ぜた漆喰で、細工するときは軟らかく、乾燥すると硬くなる。
仏陀頭部 ガンダーラ(AD200~500年頃)
仏陀頭部 ガンダーラ(AD200~500年頃)
髪や目、口に色が残っている。
仏陀石製浮彫 ガンダーラ(AD100~400年頃)
極楽浄土で転法輪印をして説法している。
仏伝図浮彫「苦行者訪問」 ガンダーラ(AD100~300年頃)
中央に出家した釈迦、左に苦行者、右にヘラクレス像の姿をした執金剛神がいる。
サールナート(鹿野園)釈迦が初めて説教(初転法輪)を行った場所
仏伝図浮彫「仏塔礼拝」 ガンダーラ(AD100~300年頃)
伏鉢形の屋根を持つ仏塔(ストゥーパ)を礼拝する人たち。
リュトン
ランプ
土製ランプ
ランプ
建築装飾浮彫 ガンダーラ(AD100~400年頃)
仏伝浮彫 ガンダーラ(AD2~4世紀頃)
中央周辺は弥勒菩薩に捧げ物をする女性たち。右は子供が釈迦に布施をする話。
左は死んだ母親から生まれた子供の話。
仏伝浮彫 ガンダーラ(AD2~4世紀頃)
中央:弥勒菩薩
ササン朝の貴金属工芸
銀製杯 イラン出土(BC600~BC300年頃)
銀製杯 イラン 3~4世紀
銘文がパルティア語・パルティア文字で持主の名が刻まれている。
銀製台付杯 イラン 5~7世紀
台部裏面に重量を表すバフラヴィー文字が刻まれている。
銀製浅皿 イラン(AD350~700年頃)
左手に花、右手にイチジクかザクロのようなものを持つ女性が表されている。
銀製舟形杯 イラン 4~6世紀
起源は北方騎馬民族の木杯で、人気の酒器であった。
中国の唐代、朝鮮半島、正倉院にも同型がある。
八曲長杯 イラン 4~7世紀
八つの花びらの形は、サーサーン朝ペルシャの工芸に多い。
正倉院宝物にもみられる。
銀器 中央アジア 5~6世紀
銀器 説明書
古代イラン展示室 16:52
鹿形土器 イラン北部出土(BC1200~BC800年前)
貼付文大壺[青釉] イラン 11~12世紀 16:54

古代オリエント博物館17:00~~池袋駅・・(JR山手線)・
・新宿駅18:15・・(JR中央線/グリーン車)・・18:44立川駅
JR中央線/2階建てグリーン車 18:18
グリーン車を連結した12両編成の電車 を2024年10月13日以降順次導入しいる。
2025年春のサービス開始までの間は、グ リーン料金不要(普通車扱い)の
「グリーン車お試し期間」として、快適な乗り心地を体 験できる。
グリーン料金は、50kmまで1,010円、100kmまで1,260円である。
 ただし、Suica(モバイルSuica含む)で購入すると割引があり、
50kmまで750円、100kmまで1,000円となる。

夕食 スシロー立川南口店 18:50
18:50 スシロー立川南口店 20:12
夕食:寿司、ビール、日本酒 約3,000円
立川駅20:26・・(JR青梅線)・・20:40拝島駅20:41・・(五日市線)・・20:52秋川駅
TATTOO STUDIO 21:30