2025年5月12日月曜日

デーノタメ遺跡

2025年5月10日(土)、小雨のち曇り
久しぶりに3人組で縄文遺跡の見物に行った。
デーノタメ遺跡は、北本市南部に位置し大宮台地を開析する江川流域左岸の
標高21mの台地から標高17mの低地に広がる遺跡である。
縄文時代中期後葉から後期前葉にわたり約1200年継続した大規模集落遺跡である。
縄文時代中期の環状集落としては関東最大級である。
昭和44年に発見されたこの遺跡は、発掘調査が継続されてきた。
平成20年の低地遺跡調査を契機に評価が高まり、令和6年10月11日に国指定史跡となった。
遺跡名「デーノタメ」は、昭和40年代まで存在していた湧水による溜池にちなんでいる。
台地上の集落の下には低地遺跡があり、縄文時代の植物種(大豆、小豆など)や漆塗土器、
昆虫などが良好に保存されていた。
これらの分析調査によって、当時の環境や食生活、その変遷が明らかになっている。

デーノタメ遺跡は令和6年10月11日に国指定の史跡として指定されたばかりで、
現在、遺跡の整備計画が北本市によって進められている。
遺跡見学路や出土品展示などの整備が進行中である。

小雨降る中で未整備のデーノタメ遺跡を散策した後、北本市立公団地域学習センター
立ち寄り遺跡についての整備状況を聞いた。今年12月には見学会を計画しているという。
北本市役所は土曜日のため休みであったが、デーノタメ遺跡の出土品の一部は見られた。
その後、昼食には北本市特産の「北本トマトカレー」を味わい、
帰路途中で川越市立博物館、川越市立美術館、そして川越城本丸御殿を見学した。
夕方、あきる野市の寿司「江戸一」で懇親会を行った。

デーノタメ遺跡 国史跡指定へ答申(令和6年6月24日)
広報きたもと号外(令和6年6月25日(火)記事)
2024年(令和6年)10月11日に国指定史跡として指定された。
デーノタメ遺跡 
デーノタメ遺跡 は、台地部の居住域には多数の竪穴建物跡が広がっており、
中期の環状集落は長径210 m、短径 160mの長楕円形に展開し中央部に広場を設ける構造である。
主要な時期を構成するものは、勝坂式期から加曾利EⅢ式期である。
後期の弧状を呈する大規模集落は長径 270mの大規模なものであり、
主要な時期を構成するものは堀之内1式期から 加曾利B1式期である。
 中期集落と後期集落はともに台地に近接する水場を伴っており、クルミ、クリ、トチ ノキなどの
大型植物遺体や、漆塗製品 、花粉、昆虫遺体などの有機質遺物が多量に検出 された。
 デーノタメ遺跡では約1200年もの長期にわたる水場を伴う集落が良好に保存さ れており、
縄文時代中期から後期にかけての環境変化とそれに適応した人々の活動痕跡 を知る上で重要である。
デーノタメ遺跡 国指定史跡決定
北本市教育委員会文化財保護課
デーノタメ遺跡 国指定史跡決定
北本市教育委員会文化財保護課

北本市埋蔵文化財調査報告書 デーノタメ遺跡<概要版>
第1次調査~第4次調査・内容確認調査
北本市教育委員会

&green埼玉県北本市公式チャンネル
令和5年11月8日(水)~21日(火)に北本市役所庁舎ホールで開催した
「デーノタメ遺跡特別展~森と泉に守られた奇跡の遺跡~」で公開した動画

考古学研究者磯野氏、和楽Web編集長セバスチャン高木氏

行程
自宅9:00・・Su氏宅・・Se氏宅・・青梅IC9:32・・(圏央道1,240円)・・10:00桶川北本IC・・10:12デーノタメ遺跡10:35・・10:45北本市立公団地域学習センター10:56・・11:20北本市役所11:28・・11:41あさひ庵(1,550円)12:20・・13:20川越市立博物館、川越市立美術館、川越城本丸御殿(370円)15:40・・川越IC16:10・・(関越道、圏央道1,310円)・・16:35日の出IC・・自宅~~17:00寿司「江戸一」(5,000円)18:30解散~~18:40自宅
高速道路料金2,550円、走行距離117km(ガソリン代約1,144円)

縄文の杜 国指定史跡デーノタメ遺跡 10:12
縄文の杜 国指定史跡デーノタメ遺跡 10:12
縄文の杜 国指定史跡デーノタメ遺跡 10:12
デーノタメ遺跡~縄文のタイムカプセル~ 10:17
デーノタメ 10:18
「デーノタメ」とは、昭和40年代まで存在していた湧水(デスイ)による溜池の名前である。
元禄10年(1697)の絵図にも描かれている。
縄文時代にあっても、生活に欠かせない水源であったと考えられる。
低地遺跡のため植物資源や漆塗土器やクルミ、トチノキなどが多量に見つかった。
中期から後期の泥炭層が途切れなく堆積しているため、
当時の気候や植生の変化などを明らかにすることができた。
デーノタメ 10:20
デーノタメ遺跡付近の畑 10:28
国指定史跡デーノタメ遺跡 10:28
事業用施行者管理地の看板
デーノタメ遺跡 10:30
デーノタメ遺跡 10:31
デーノタメ遺跡 10:31
デーノタメ遺跡 10:34
北本市立公団地域学習センター 10:45
北本市立公団地域学習センター 10:56
「つながるポスト」君
国指定史跡デーノタメ遺跡
館内閲覧用パンフレット 2024北本市教育委員会
国指定史跡デーノタメ遺跡
国指定史跡デーノタメ遺跡
国指定史跡デーノタメ遺跡
国指定史跡デーノタメ遺跡
国指定史跡デーノタメ遺跡
国指定史跡デーノタメ遺跡
北本市立公団地域学習センター 11:01
北本市役所駐車場 11:20
防災備蓄倉庫前に駐車
北本市役所 11:20
北本市役所 11:21
土曜日であったが一部の窓口は開いていた。
北本市役所 税務課
北本市役所 
会計課の先、通路右奥にデーノタメ遺跡出土品展示コーナーがある
祝  国指定史跡デーノタメ遺跡ポスター
デーノタメ遺跡の説明板 11:23
デーノタメ遺跡の説明板
デーノタメ遺跡の説明板
デーノタメ遺跡の説明板
デーノタメ遺跡の説明板
出土品展示 11:24
出土品展示 11:24
出土品展示 11:24
出土品展示 11:25
出土品展示 11:25
出土品展示 11:25
北本市役所ロビー 10:27
スバル ヤングSS展示 11:27
1968年製造、スポーツモデル、ツインキャブレター付き2サイクルエンジン36馬力
株式会社スバル北本工場は、平成7年から平成28年まで汎用エンジン等を生産していた。
令和6年10月からトランスミッションの生産を再稼働することを記念して展示している。
展示期間:令和6年10月22日~令和7年4月30日

あさひ庵
あさひ庵 11:42
あさひ庵 11:45
北本トマトカレー ¥900
櫻井翔君も食べました
北本トマトカレー 12:03
あさひ庵 12:06
北本トマトカレー900円、ざる蕎麦650円
香港で広がる”うわさ”
「2025年7月5日に日本で大災害が起きる」
あさひ庵の女将さんが真剣に言っていた。
この”うわさ”を信じた来日客が、この時期の訪日をキャンセルしている。
北本トマトカレー ポスター

あさひ庵12:20・・13:20川越市立博物館、川越市立美術館、越城本丸御殿(入館料370円)
川越市立博物館、川越市立美術館、川越城本丸御殿 駐車場 13:20
本丸御殿周辺広場案内図 13:21 
入館券(3館共通)370円
川越市立博物館パンフレット
川越市立博物館パンフレット
川越市立博物館パンフレット
川越市立博物館パンフレット
川越市立博物館 13:25
日本刀の各部の名称 13:37
川越城 城下町(復元模型) 13:48
川越城 城下町(復元模型) 13:48
川越城(復元模型) 13:52
基礎工事風景模型 14:35
左側:上棟祝い
川越の歴史説明 14:35
明治26年(1893)、川越大火が起きた。
川越商人達は、焼け残ったいくつかの土蔵を目の当たりにして、
当時の耐火建築のレンガ造りではなく、江戸の町屋形式の蔵造りで再建した。
 大火から3年あまりで復興を果たし、川越に蔵造りの街並みが出現した。
川越の蔵造りは、箱棟、大きな鬼瓦、重厚な観音扉が特徴で、
塀や地下蔵にはレンガが用いられている。
蔵造りは「倉」に用いるのが、川越では一般の町家で家全体を土蔵造りにしている。
平成11年12月には国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、
平成19年1月には「美しい日本の歴史的風土100選」に選定された。 
蔵造りの構造 説明用模型 14:35
蔵造りは類焼を防ぐための巧妙な耐火建築で、江戸の町家形式として発達した。
鬼瓦(模型) 14:40
中は空洞にして軽くしてある。
縄文時代の展示 14:41
石棒と深鉢型土器
縄文時代の展示 14:42
埋甕炉(模型)、石囲炉(複製)
石皿:出土地不明、壺と有孔鍔付き土器:川越市八幡神社裏遺跡 縄文時代中期
縄文時代後期の海岸線と主要遺跡 
深鉢型土器(曽利式) 川越市堂山遺跡 縄文時代中期
深鉢型土器(黒浜式) 弁天南遺跡 縄文時代前期
深鉢型土器(加曾利EⅢ式) 川越市出土 縄文時代中期
深鉢型土器(勝坂式) 川越市中野台遺跡 縄文時代中期
深鉢型土器(勝坂式) 川越市登戸遺跡 縄文時代中期
垂飾り(東松山出土)、耳飾り(桶川市砂ヶ谷戸Ⅱ遺跡)、漆塗り櫛(桶川市後谷遺跡)
 縄文時代
河辺の人々 14:42
関東地方から出土した丸木舟
関東地方から出土した丸木舟
弥生時代の川越 14:43
弥生時代後期の主要遺跡
横穴式石室の構造 14:47
埴輪の世界、山王塚古墳実測図
御伊勢原遺跡出土資料
竃(かまど)模型
古墳時代の住居
東山道武蔵路
刀筆の吏
 刀子:川越市新田屋敷遺跡 平安時代
須恵器円筒硯:川越市八幡前・若宮遺跡 奈良時代、墨(模型)
武蔵武士の分布、武蔵武士の活躍、河越館跡(国指定史跡)
板碑
木造太田道灌像(複製)
絹本着色太田道灌像(複製)
銅造阿弥陀三尊懸仏と木造薬師如来坐像(複製)
川越の河川輸送・水運風景模型

川越市立美術館
川越市立美術館
市立美術館 https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/index.html

内田静馬、小泉智英、岩崎勝平、小茂田青樹、河鍋暁斎、橋本次郎、田中毅、佐藤忠良
相原求一郎記念室
相原求一郎記念室 14:55
道・北国の街角
大地・雪どけ
相原求一郎記念室
相原求一郎記念室

埼玉県指定史跡 川越城趾 15:14
埼玉県指定史跡 川越城趾 15:15
埼玉県指定有形文化財 川越城本丸御殿 15:15
川越城図 15:16
お城の天神さま 15:16
埼玉県指定有形文化財 三芳野神社 
とうりゃんせの唄発祥の地
埼玉県指定有形文化財 川越城本丸御殿 15:17
埼玉県指定有形文化財 川越城本丸御殿パンフレット
東日本唯一の本丸御殿遺構
川越城の歴史
本丸御殿の歴史
川越城本丸御殿案内図
川越城本丸御殿案内図
川越城本丸御殿 15:19
川越城本丸御殿 15:20
川越城本丸御殿 15:20
川越城本丸御殿修復 15:22
川越城本丸御殿修復 15:22
川越城本丸御殿修復 15:22
川越城本丸御殿 15:23
日本100名城スタンプ 15:24
平成19年6月から始った「日本100名城スタンプスタンプラリー」
川越城本丸御殿 15:28
川越城本丸御殿 15:28
川越城本丸御殿 15:29
川越城本丸御殿 15:31
川越城本丸御殿 15:32
川越城趾模型 15:34
川越城本丸御殿 15:37
川越城本丸門跡 15:37

川越市立博物館、川越市立美術館、川越城本丸御殿15:40・・川越IC16:10・・(関越道、圏央道1,310円)・・16:35日の出IC・・自宅~~17:00寿司「江戸一」18:30解散~~18:40自宅
寿司「江戸一」 17:00~18:30
ビール2杯、野菜サラダ、新香など 約5,000円
黄色い薔薇(Oka宅)16:35
あきる野市秋川2丁目付近 16:35
あきる野市秋川2丁目付近 16:36
道路左側:秋川高校跡地と周辺地域の「まちづくり」開発予定地区
秋川高校跡地と周辺地域の「まちづくり」開発予定
あきる野市は「地域産業の活性化、自然環境との調和と共生、市財政の強化(自主財源確保)」を基にし
「産業(企業)誘致」を決定し、東京都に要望書を提出してある。
土地利用構想
秋川高校跡地及び秋川高校跡地周辺地区のまちづくりに向けた有識者会議 提言書

帰宅16:40