2010年12月22日水曜日

三ツ峠山(1785m)

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2010年12月12日(日曜日)、三ツ峠山に3人で富士山を見に行ってきました。
三ツ峠山は、御坂山地東部に位置し富士山展望の山として昔から知られています。

三ツ峠山の富士山展望地より


三ツ峠山は、開運山(1785m)、御巣鷹山(1775m)、木無山(1732m)の
3峰を総称して言います。

御巣鷹山は、日航123便墜落した山とは違う同名の山です。
巣鷹とは鷹の雛のことで鷹狩用の幼鳥を捕まえるため
大名が管理していた山のことです。

「峠」となっているのは、
尖峰を「トッケ」「ドッケ」と呼ぶのを「とうげ」と発音が似ていることから
「峠」の字が当てられました。
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三ツ峠山ハイキング
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朝7時自宅を出発、中央自動車道大月付近から見た富士山は、
ちょっと霞んでいましたがきれいで三ツ峠山からの展望が期待できました。

河口湖ICから国道137号(旧鎌倉往還)を経て新御坂トンネル入り口手前を右折して
御坂道(県道708号)にて御坂トンネル(天下茶屋)のちょっと手前の
西川新倉線林道起点に車を置き、 午前9時半から登り始めました。
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西川新倉線林道起点  9:30 出発

西川新倉線林道

登山道は雪が溶けて凍り、アイスバーンになっていてアイゼンを
持ってこなかったため歩き難く、
登山道脇の雪の残るところを樹木を避けながら慎重に登って行きました。

登山道整備用と思われるショベルカー

三ツ峠山荘のチエーンを巻いたジープ


そして三ツ峠山はアツモリソウ類などの高山植物の宝庫ですが、
盗掘が多く絶滅しそうになったので 保護条例を作ったり

人手で植栽したりして 高山植物を保護し再生する運動をしている
自然保護最前線の山でもあります。

高山植物保護地区

三ツ峠山には多くのアンテナが建っています。

御巣鷹山のアンテナ群

NHKのアンテナ

三ツ峠山(開運山)のアンテナ

三ツ峠山のアンテナ群

山頂近くの富士山展望地からの眺め

山頂直下にある四季楽園山荘

三ツ峠山荘と四季楽園山荘の間にある展望の良いところ

1時間半で登れるコースを約2時間かけて
三ツ峠山頂に午前11時半に着きました。

三ツ峠山山頂(1785m)

山頂からは、少し靄がかかっていましたが富士山はもちろん、
山中湖、精進湖、西湖、御坂山地、箱根山系、秩父山系、甲府盆地、
南アルプス、北アルプス、八ヶ岳など雄大な展望が得られました。

逆光の富士山    12:00

南アルプス、北アルプス方面

黒岳(1793m) 釈迦ヶ岳(1611m)御坂山(1596m)
後方南アルプス 方面

屏風岩

開運山直下の屏風岩はロッククライマーの練習地で
有名な登山家(一人に長谷川恒夫がいます)が育ったそうです。

難易度に応じて初心者から熟達者まで多くのルートがあり、
現在もここで練習している無名の登山家が多くいます。

御坂トンネルと天下茶屋

天下茶屋から逆光の河口湖を望む

みさかの湯

山頂でコンビニ弁当を食べ同じ道を下り、
帰路は新御坂トンネルを抜けて「みさかの湯」でひと風呂浴びて
一宮御坂ICから中央自動車道で八王子ICに戻り、
八王子鑓水交差点近くの回転寿司の「独楽寿司八王子店」で
苦しくなるほど鱈腹の夕食をして、
友人を首都大学東京と青梅まで送り帰宅ました。


金時山(1213m)

2010年11月27日(土曜日)
金時山ハイキングしてから箱根仙石原の同窓会に参加しました。
金時山からの富士山 午後1時54分撮影
金時山から見た富士山は雲の上に浮かんでいた。
41年卒業の同期の2人と午前10時半にJR小田原駅で待ち合わせしたが、
1時間以上早く小田原に着いたため近くの二宮尊徳記念館を訪ねてみた。

二宮金次郎生家

二宮金次郎は小田原栢山(かやま)村に生まれ、骨身を惜しまず働き、寸暇や夜を利用しての勉学のかいあり、藩主に認められて小田原藩や各地の村づくりを行い、その業績によって

二宮尊徳になったのは55歳の時であった。

二宮尊徳像

二宮金次郎銅像

この「負薪(ふしん)読書像」は幸田露伴の「二宮尊徳翁」の口絵から作られ、

昭和3年から15年にかけて小学校に銅像を設置していったのだが、

途中太平洋戦争で物資不足が深刻になり金次郎銅像が供出されて、

その台座に石やコンクリートの金次郎像が再建されていった。

最近の小学校に金次郎像を見かけないのは学校の考え方が変わって姿を消している。

唯一残った二宮金次郎銅像が二宮尊徳記念館に展示されている。


金時山ハイキング 

(公時神社12:00ー金時山13:50ー乙女峠15:15ー仙石原16:00)

公時神社(坂田金時を祭っている)  12:00出発

金時宿り石  12:25
伝説では、この洞窟で金太郎が母親の山姥と一緒に暮らしていたといわれている。

「金時娘の茶屋」金時娘の小見山妙子さん78歳と記念撮影

新田次郎著「強力伝」のモデル小宮山正(本名:小見山正作)の娘さんです。
独身78歳でも小見山さんの娘さんには間違いありません。
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強力伝モデルの小見山正作さん

乙女峠から見た富士山  15:15

乙女峠案内板
乙女峠から仙石原の下山道  約45分

同窓会 箱根仙石原保養所 16:20着
参加者:18名


2010年11月28日(日曜日)


大涌谷から見た富士山  9:40

朝早くに大涌谷の「黒たまご」を買いに行った
大涌谷源泉

観光客の多くが中国人、韓国人であった。
「黒たまご」販売店 奥箱根観光株式会社
黒たまごを1個食べると7年長生きするという。
たまごが黒くなるのは、たまごの鉄分が硫化水素を反応して硫化鉄が出来るからで、
時間とともに退色して行く。
「箱根美術館」  10:45
特別招待券を先輩から譲って頂いたので行ってみた。
紅葉時期は少し過ぎていたが紅葉が部分的に残っていて
カエデと竹のコントラストが素晴らしかった。
青空と紅葉

池の紅葉

とても珍しい2011年の干支でもある「縄文うさぎ」
縄文土器や古い信楽焼の壺や備前焼など貴重なものが展示されていた。
また苔庭や石庭と紅葉がとてもきれいだった。

「箱根ガラスの森」  11:45
友人がカンツォーネを習い歌っているので
Caffe Terrazzaイタリア人カンツォーネの生演奏を聴きながら昼食をした。

演奏しているピアニスト「エンリさん」と友人は知り合いで
2011年5月に彼らとナポリに歌いに行くと言っていた。
2011年9月に友人のリサイタルがあるので是非聴きに行こうと思っている。

箱根は紅葉の時期を少し過ぎていたが日曜日のせいか強羅・湯本の国道は大渋滞で、
往路(土曜日)1時間が復路2時間以上かかった。
やはり、定年退職者は平日行動する方が良い。