2025年12月12日(金)
旧会社の同僚3人と東京上野公園にある国立科学博物館で開催中の
特別展「大絶滅展・生命史のビッグファイブーそれでも進化は続くー」を見に行った。
見学後、アメ横の居酒屋で一杯飲み、上野駅前の蕎麦屋で軽く食べて帰宅した。
12月4日(木)、あきる野市中央公民館で開催された国立科学博物館生命研究部日本学術振興会特別会員PDの講師三上智之氏の「大絶滅展」の公演を事前に聴いていた。
X線μCTや3Dスキャナー3Dプリンターなどの3D技術を活用して形態情報に焦点を当てた古生物の研究に興味を持った。
生命の歴史は進化と絶滅を繰り返しながら、通常100万年ごとに10%程度の種が絶滅すると考えられている。短期間に75%以上もの分類群が絶滅したとされる現象「大量絶滅」が過去に起きている。その内、最も大きな①オルドビス紀末(約4億4400年前)、②デボン紀後期(3億8000万年前~約3億6000万年前)③ベルム紀末(約2億5200万年前)④三畳紀末(約2億100万年前)⑤白亜紀(約6600万年前)からなる5回の絶滅現象が、「ビッグファイブ」である。
また、1950年頃から始まる地質年代の「人新世」に於いてホモサピエンスにより
「第6の絶滅」に向かっているのは脅威である。
人新世の開始時期とされる1950年代頃から大加速(Great Acceleration)と呼ばれ、人口増加、化石燃料の使用、工業生産、環境変化などが急激に進んで、人類の活動が地球規模で劇的に環境変動が増大した。
日程
秋川駅9:17・・拝島駅9:25・・9:35立川駅9:39・・10:28神田駅10:31・・10:36上野駅公園口10:43~~10:50国立科学博物館13:03~~13:15アメ横居酒屋「鳥萬」15:00~~15:10そばうどん「宮」15:30~~上野駅不忍口17:33・・17:38東京駅15:45・・17:00拝島駅17:12・・17:20秋川駅

秋川駅から大岳山を望む 9:02
秋川駅から富士山とサマーランド観覧車を望む 9:03
秋川駅9:17・・拝島駅9:25・・9:35立川駅9:39・・10:28神田駅10:31・・10:36上野駅公園口
上野駅公園口付近 10:43
上野駅公園口付近 10:43
無料観覧券
あきる野市中央公民館で開催された「大絶滅展」公演会で受領した。
会場マップ
特別展「大絶滅展・生命史のビッグファイブーそれでも進化は続くー」
大量絶滅
アノマロカリス(カンブリア紀)

アノマロカリス原寸大復元模型 11:25
エーギロカシス(甲皮)(オルドビス紀前期) 11:25
エーギロカシス原寸大復元模型 11:25
サカバンバスピス(オルドビス紀後期~デボン紀)実物化石と復元模型 11:26
アクティラムス(シルル紀)実物化石と復元模型 11:26
2mを超えるウミサソリの化石
スキフォクリニテス(ウミユリ) 11:28
シルル紀末期~紀初期(約4億1600万年-4億1200万年前)
スキフォクリニテス 11:28
シルル紀末期からデボン紀初期に生息していたウミユリの仲間
オルドビス紀中期(約4億7000万年前)
初期の植物は根・茎・葉の体制区分が未分化で体が小さく、まだ水辺を離れる事も出来なかったが、植物の上陸をきっかけに次第に陸上環境が整えられていった。
デボン紀に絶滅した三葉虫 11:30
デボン紀後期に起こった2階の大絶滅では、三葉虫に大きな打撃を与え、それまでに生き残っていた6目のうち、プロエスタ目を除く5目が絶滅した。
全長4mを超えたと推定されている。
プラチクリメニア(デボン紀後期)
軟体動物門頭足網クリメニア目
ドイツ西部のフンスリュック粘板岩は、デボン紀の海の生物の様子を教えてくれる化石産地である。通常は化石に残らない軟体部まで含めて、黄鉄鉱に置換した状態で化石として残っている。
ドレバナウビス、コテコプス、バレオイソプス、ミメタスター、エンクリナスター、ウラステラ、パレオククマリアなど
シダ植物類クラドキシロン類
史上初めての森は海の絶滅に影響したか?
デボン紀を通じて体づくりの急速な進化を果たした植物は、大きな体を支える葉や幹、根を発明し、複数の系統で「木になる植物」を生み出した。深く張った根で耕され、発達した土壌は窒素(N)やリン(P)などの栄養塩に富むため、川などに流されると海のプランクトンの大繁栄をもたらした。旺盛な光合成は二酸化炭(CO2)を吸収して気候の寒冷化を促し、海洋生物の大量絶滅を助長した可能性が考えられている。
カリプテリディウム(葉)とカラミテス(幹)石炭紀後期 11:32
裸子植物類シダ種子類/シダ植物類トクサ類
デボン紀の大量絶滅後の回復期は石炭紀で、節足動物としては地球史上最大級の2m超えていた。
史上最大な絶滅(ペルム紀)、96%の生物が絶滅
原因:極端な乾燥が進み、気温が大きく上昇したこと。また、激しい火山活動により二酸化炭素が大気中に放出されて気温が上昇し、海洋の酸素が不足する原因にもなった。これ以降、生物の多様性が回復するには1000~2000万年を要した。
レウロシナ、ペタスマイア、エキナウリス、クーペリナの実物と拡大レプリカ 11:41
クーペリナの拡大レプリカ(15倍)
実物と拡大レプリカ(15倍、30倍、50倍)
ペルム紀中期~後期の石灰岩が露出する岐阜県西部の金生山の化石は、他の同時代のものと比べて抜きんでて巨大である。ペルム紀中期に浅海の生物生産量が高まったことが巨大化の一因であった可能性がある。
巨大生物群 シカマイア属の一種(ペルム紀中期)殻の大きさが1mを超える。
軟体動物門二枚貝網ミアリナ目アラトコン科
ディメトロドン(全身骨格)レプリカ 11:50
単弓類真盤竜類スフェナコドン類(ペルム紀前期)
マスクした方はとても古代生物の知識が豊富であった。

コティロリンクス(全身骨格)レプリカ 11:50
単弓類真盤竜類カセア類(ペルム紀前期)
大きな体は栄養価の低い植物を消化するための進化である。頭頂部の第三の目の穴が開いていて、この頭頂眼は光を感知する機能を備えているとされる。
ウタツサウルス(魚竜形類魚鰭類) 11:51
約2億5000万年前から2億4500万年前にあたる中生代の前期三畳紀に生息していた初期の魚鰭類に属する海生爬虫類の属。体は細長く全長は3メートルに達する。
宮城県歌津町(現在の南三陸町)館崎の海岸に露出した稲井層群大沢累層で最初の化石が発見されている。
軟体動物門頭足綱 アンモナイト亜綱
化石記録からみたミズナラ類植物の多様化
P-T境界(ペルム紀)の絶滅事変は植物にも大きく影響した。事変直後から500万年間、湿地の森林が消滅した(コールギャップ)。古生代末に森を作った木本生シダ類が絶滅し、代わってミズナラ類など貧栄養環境に強い貧弱な植生が広がった。
プロウレマイア(三畳紀前期)復元模型 11:53
現生のミズナラ類に類縁の木本生植物
非常に成長の遅い植物で栄養の乏しい環境でも耐えられる。
大迫力なクリオロフォサウルス(右)とレドンダサウルス(左)の標本 11:54
三畳紀堆積層とジュラ紀堆積層の間に火山噴火でできたリカレント溶岩流の層がある。
モロッコのセントラル・アトランティック・マグマティック・プロヴァンス(CAMP)の溶岩流シーケンス全体の厚さは、最大で約300メートルに達することがある。
恐竜類の出現した三畳紀後期の陸上で繫栄していたのは、フィトサウルス類や様々な生態を示すシュードスキア類であった。彼らは種の数や形態学的多様性の点において恐竜類を上回っており当時の陸上生態系を支配していた。
エコロフィシス(三畳紀後期)
後方:アジリサウルス、エオラプトル
シュードスキア類ワニ形類サラットスクス類
T-J境界を生き残った唯一のシュードスキア類で、それに属するサラットスクス類は水生適応を果たし、ジュラ紀前期から白亜紀前期にかけて汎世界的に分布した。ステネオサウルスはその中でももっとも有名な属の一つであった。

アンモナイトの多様性回復 アンモナイトの3億4000万年史
三畳紀末に多くのアンモナイトが絶滅した。
生き延びたアンモナイト目のプシロセラス属は、殻表面が平滑で、緩く巻いたシンプルな形態を持つが、これが根幹となりジュラ紀前期には殻表面に様々な装飾をもつグループが派生した。
プシロセラス(ジュラ紀最前期)、三畳紀末の絶滅を生き延びた
軟体動物門頭足網アンモナイト目
竜脚類と小型獣脚類の化石 12:01
ネオカラミテス(三畳紀後期) 11:57
シダ植物類トクサ類トクサ科
大絶滅スフィア球体 12:01
白亜紀末期のアンモナイト 12:05
デンバー自然科学館のK-Pg境界研究 12:06
ウィリストン盆地:K-Pg境界が世界で最もよく保存された地域、
恐竜類、ワニ類、カメ類、植物などの化石が多数見つかっている。
デンバー盆地:デンバー自然科学館が立地するコロラド州にある堆積盆地、
K-Pgでの絶滅後の哺乳類の体サイズ変化などが詳しく研究された。
被子植物の誕生と進化 12:07
植物の大変革は動物より早く、白亜紀初め頃に起こった。花を咲かせる植物(被子植物)の誕生である。被子植物は白亜紀中頃に爆発的に多様化すると昆虫や動物との共生関係を深め、世界中に分布を拡大した。
白亜紀末期の爬虫類 バエナ類 12:07
当時の北米の水辺ではバエナ等のカメ類やスタンゲロチャンプサ等のワニ類が生息しており、そこでも一つの生態系を築き上げていた。
シュードスキア類ワニ類アリゲーター類
K-Pg境界層 12:08
ワイオミング州のバウダーリバー盆地で発見された
ランス層(白亜系)とフォートユニオン層(古第三系)の境界層。
泥層に混じって中身が別の鉱物に置き換えられた球状粒子(溶融の証拠)や衝撃石英、シダの急増層準など、小惑星衝突とその後の環境変化でもたらされたあらゆる証拠が残されている。
テラノサウルス頭骨(白亜紀末期・マーストリヒチアン期) 12:10
恐竜類竜盤類獣脚類
最大級の獣脚恐竜でトリケラトプスと同じく、北米のマーストリヒチアン期後期の地層から発見されている。テラノサウルスの強力に発達した顎の筋肉と太い歯によってつけられたとされる噛み跡が保存されたトリケラトプスの骨の化石も発見されている。
モロッコの砂漠で化石発掘 12:13
サンドブラスト装置 12:15
クリーニング前の三葉虫
行列を作る様々な化石たち、アサフェラスの立体模型、アンピクスの立体模型
アサフェラスの立体模型、アンピクスの立体模型 12:15
「行列」の原因は集団行動ではなく水流?
新生代(Cenozoic Era、約6,600万年前〜現在)の地層に残された安定同位体比である$ \delta^{18}\text{O} $(デルタ・オー・エイティーン)と$ \delta^{13}\text{C} $(デルタ・シー・サーティーン)の変化曲線は、過去の気候変動と炭素循環の変化を読み解く上で非常に重要な意味を持つ。
これは、主に**深海有孔虫の殻(炭酸カルシウム)**の分析から得られるデータであり、新生代の地球環境の変遷を示す主要な指標(プロキシ)となっている。
1. $\delta^{18}\text{O}$ の変化が意味するもの:気候(温度と氷床)
$ \delta^{18}\text{O} $値は、主に海水温と全球的な氷床の量という2つの要因を反映している。
より正の値(重い):寒冷化または氷床の拡大を示す。
メカニズム: 海水は軽い酸素同位体($^{16}\text{O}$)が蒸発しやすく、それが雪として極域に降り積もり、氷床として固定されると、残りの海水は相対的に重い酸素同位体($^{18}\text{O}$)に富む。
したがって、$ \delta^{18}\text{O} $値が正に大きくなることは、大規模な氷床が存在し、海水温が低かったことを示す。
より負の値(軽い):温暖化または氷床の縮小を示す。
メカニズム: 温暖な時期には氷床が融解し、$^{16}\text{O}$に富む水が海に戻るため、海水の$ \delta^{18}\text{O} $値は負に小さくなる。
新生代の傾向: 新生代全体では、初期の暁新世-始新世温暖期極大(PETM)のような温暖なイベントを除き、全体として$ \delta^{18}\text{O} $値は正の方向へ増加しており、これは新生代を通じて地球が徐々に寒冷化し、南極氷床が拡大したことを示している。
2. $\delta^{13}\text{C}$ の変化が意味するもの:炭素循環と生物活動
$ \delta^{13}\text{C} $値は、主に全球的な炭素循環と生物の生産性の変化を反映している。
より正の値(重い):有機炭素の埋没の増加または海洋生産性の増加を示す。
メカニズム: 生物は光合成や呼吸の過程で、軽い炭素同位体($^{12}\text{C}$)を優先的に取り込む。この軽い炭素(有機炭素)が地層に埋没してシステムから隔離されると、海水に残る無機炭素は相対的に重い炭素($^{13}\text{C}$)に富む。
したがって、$ \delta^{13}\text{C} $値が正に大きくなることは、有機物(軽い炭素)の大量埋没、すなわち一次生産の増加や貧酸素状態を示す。
より負の値(軽い):有機炭素の酸化(大気中への放出)または火成活動による軽い炭素の放出を示す。
メカニズム: 大量絶滅時や急激な温暖化イベントでは、メタンハイドレートの分解や大規模な火成活動などにより、$^{12}\text{C}$に富んだ炭素が大気や海洋に放出され、海水中の$ \delta^{13}\text{C} $値は負に急落する。
新生代の傾向: 新生代の$ \delta^{13}\text{C} $曲線には、急激な温暖化イベント(例:PETM)に伴う極端な負への変動が見られ、これは地球システムの炭素貯蔵庫が大規模に不安定化したことを示している。
3. 2つの曲線から読み取れる新生代の主要なイベント
両方の曲線は、新生代の気候進化におけるいくつかの決定的な段階を明確に示しています。
PETM(暁新世-始新世温暖期極大):
$ \delta^{18}\text{O} $:負に大きく急落(非常に急激な温暖化)。
$ \delta^{13}\text{C} $:**負**に大きく急落(大量の$^{12}\text{C}$放出=メタンハイドレートの分解など)。
漸新世の初期の氷床拡大:
$ \delta^{18}\text{O} $:正に明確に増加(南極氷床の形成と拡大)。
この動画では、安定同位体比の$ \delta $表記がどのようにして生まれたのか、そしてそれが地球科学でどのように使われているのかを解説しています。
PETM(暁新世ー始新世温暖化極大)の急激な環境変化とフイードバック 12:20
約5600年前、地球は急激かつ極端な温暖化を経験した。
期間は10~25万年で、平均水温は約3℃上昇し、新生代で最大規模の温暖化とされる。
堆積物や微化石が良好に保存され、現代の温暖化を理解する手がかりとして研究が進んでいる。温暖化と海洋酸性化の原因としてメタンバイドレートの崩壊や火山活動による温室効果ガス放出が考えられる。二酸化炭素の溶解で海は酸性化し、白色だった炭酸カルシュウム主体の堆積物は茶色に変化した。
X線蛍光分析にってカルシュウムが減少し、鉄やチタンが増加していることが確認される。
一方でバリウムの増加は温暖化により風化が進み、河川を通じて栄養塩が供給され藻類の生産が活発したことを示唆し、二酸化炭素の吸収を促すフードバックが働いたと考えられる。
ウマの進化:シフルヒッブス、メンヒップス、メリキップス
モダマ マメ科最大の巨大な豆のさや(豆果)
新生代を通じた各地の草原拡大の歴史 12:24
更新世以降に大型化し、現世では殻幅20cmを超えて成長する。
ステラーダイカイギュウの世界最古の全身化石 12:27
ステラーダイカイギュウの復元画
人新世の環境変動
地層や氷床の記録において、核実験によるプルトニウムなどの人工的な物質が世界中で明確に確認され始めるのが、この1950年代頃で、2023年には、カナダのクローフォード湖の堆積物がその境界を示す候補地(ゴールデン・スパイク)として提案された。
人新世という名称が提案された主な理由は、人類の活動が地球環境に対して地質学的なスケールで無視できないほど大きな影響を与えているという認識に基づいている。
これまでの地質年代(現在は完新世)は、地球の自然なプロセスによる変化に基づいて区分されてきた。しかし、1950年代以降、核実験による放射性降下物(プルトニウムなど)、プラスチック汚染、二酸化炭素濃度の上昇、ニトログラスなどの化学肥料の使用、家畜の骨の増加といった人間活動に由来する痕跡が、世界中の地層に明確かつ広範囲に残され始めている。
大気化学者のパウル・クルッツェンが2000年にこの言葉を広めたが、それは人類が気候変動や生物多様性の損失など、地球のシステム全体を動かす主要な要因になってしまったという現状を表現するためである。
この新しい地質年代を正式に定めることで、人類が直面している環境問題の深刻さを科学的な視点から強調し、世界的な意識改革と行動を促す狙いもある。
人新世はまだ国際地質科学連合(IUGS)によって正式に承認された地質年代ではないが、科学界、政治、メディアなど幅広い分野で広く使われている。
この「大加速」が地球にもたらした具体的な環境変化は、多岐にわたり、
現在我々が直面している多くの環境問題の根本原因となっている。
1. 気候・大気圏への影響
地球温暖化: 化石燃料(石炭、石油、ガス)の消費が急増し、大気中の二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス濃度が急速に上昇した。これにより地球の平均気温が上昇し、異常気象の増加、海面上昇などを引き起こしている。
オゾン層破壊 冷蔵庫やエアコンなどに使用されたフロンガスなどの人工物質が、成層圏のオゾン層を破壊し、地表に届く有害な紫外線が増加した。
核実験の痕跡 1950年代の核兵器実験によるプルトニウムなどの放射性降下物が、世界中の地層や氷床に明確な層として残された。これが人新世の開始時期を特定する際の重要な指標の一つとなっている。
2. 陸圏・水圏への影響
土地利用の変化: 牧草地や農地の拡大、都市化の進行により、熱帯林や温帯林などの森林面積が大幅に減少した。地球上の土地の半分以上が人類によって何らかの形で利用されている。
窒素・リンの循環の乱れ 化学肥料(窒素肥料など)の大量使用により、土壌や河川、海洋に窒素やリンが過剰に流れ出し、水質汚染や海域での富栄養化(赤潮など)を引き起こした。
淡水資源の利用増加 農業用水や工業用水、生活用水の使用が激増した結果、世界の河川の多くで水量が減少し、一部の河川は海に到達しなくなったり、アラル海などの湖の水位が著しく低下したりしている。
3. 生態系・生物多様性への影響
生物多様性の喪失 :森林破壊、生息地の分断、汚染、気候変動など、複合的な要因により種の絶滅スピードが急激に加速している。科学者の中には、これは地球史上「6度目の大量絶滅」の始まりであると警鐘を鳴らす人もいる。
サンゴ礁の白化 海水温の上昇や海水の酸性化(大気中のCO2が海水に溶け込むことによる)により、サンゴ礁が大規模に死滅する現象が多発している。
種の分布の変化 海水温の上昇に伴い、漁獲される魚種が変化したり、北方系の生物種が減少し南方系の生物種が増加したりしている。
4. 新たな人工物質の拡散
プラスチック汚染: 人類が大量生産したプラスチック製品が分解されずに海や土壌に残存し、マイクロプラスチックとして食物連鎖に取り込まれている。これは地質学的スケールで未来の地層に残る「化石」として見なされている。
コンクリートの堆積: 大量のコンクリートやアスファルトが建築やインフラ整備に使われ、これもまた人新世を特徴づける人工的な地質学的痕跡となっている。
これらの変化は、すべて人類の活動の規模と技術力の増大によって引き起こされたものであり、「大加速」が地球のシステムを根本的に変化させてしまったことの証拠とされている。
現在起こりつつあると言われる絶滅や気候変動が将来何をもたらすかを予測し、
準備や対策へと繋げるのは人類のみが出来得る存在なのだ。
監修者紹介 三上智之氏
三上智之氏プロフィール
国立科学博物館 13:03
全長30mのシロナガスクジラの大模型
もあります。球上に生息する最大の動物
国立西洋美術館 13:08
本館は「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産として
世界文化遺産に登録されている。
カレーの市民 13:09
カレーの市民は、オーギュスト・ロダン作の著名な彫刻のひとつで、1888年に完成した。 「カレーの市民」は、百年戦争時の1347年、イギリス海峡におけるフランス側の重要な港カレーが、一年以上にわたってイギリス軍に包囲されていた際の出来事に基づいて作られている。 イングランド王のエドワード3世は、クレシーの戦いで勝利を収めた後カレーを包囲、フランスのフィリップ6世は、なんとしても持ちこたえるようにカレー市に指令した。しかしフィリップ王は包囲を解くことができず、飢餓のためカレー市は降伏交渉を余儀なくされた。エドワード王は、市の主要メンバー6人が自分の元へ出頭すれば市の人々は救うと持ちかけたが、それは6人の処刑を意味していた。エドワード王は6人が、裸に近い格好で首に縄を巻き、城門の鍵を持って歩いてくるよう要求したのである。
弓をひくヘラクレス 13:09
怪鳥ステュムファリデスを射落とすため、渾身の力で弓を引いている。
古代ギリシャの力強い様式を取り入れてた筋肉の緊張感、両脚と両腕の造形など
独自の作風を確立していった。
ブールデルは、20歳年上のロダンと、深い師弟関係にあった。
ロダンは常にブールデルを応援し、ブールデルもロダンを常に尊敬していた。
13:15アメ横居酒屋「鳥萬」15:00 15:04
飲み放題980円、刺身、牛煮込み、もつ鍋、ホッケ焼、カキフライなど1人約3,400円
上野駅不忍口付近のそば屋 めん処 つるや 15:23
かき揚げそば650円
めん処 つるや 15:24
日本語が上手な外国人スタッフが接客している。
上野駅不忍口17:33・・17:38東京駅15:45・・17:00拝島駅17:12・・17:20秋川駅
帰宅17:30