2024年10月4日(金)
國學院大學博物館で開催されている
特別展「文永の役750年海底に眠るモンゴル襲来ー水中考古学の世界」と
常設展示の考古学陳列、
及び、JPタワー学術文化総合ミュージアム・インターメディアテクで開催されている
特別展示「海の人類史ーパイオニアたちの100万年・縄文人はグルメでおしゃれだった?」を見学してきた。
日程
秋川駅8:16ー(JR 拝島・立川・新宿736円)ー9:40渋谷駅~渋谷駅前=(学03バス178円)=國學院大學前・・10:10國學院大學博物館11:28~11:40土鍋炊ごはんなかよし並木店12:04~12:08金王八幡宮12:12~渋谷駅12:28ー(東京メトロ 赤坂見附209円)ー東京~12:57JPタワー学術文化総合ミュージアム・インターメディアテク14:00~14:20銀座ライオンLEOヤエチカ店16:20~東京駅16:36ー(立川・拝島945円・蕎麦・いろり庵きらく Dila拝島店)ー18:51秋川駅
褐釉陶器壺 元・13世紀 長崎県松浦市鷹島海底遺跡採集
伊万里湾は弘安の役の舞台であった。地元では「元寇壺」と呼ばれている。
國學院大學博物館特別展「文永の役750年海底に眠るモンゴル襲来ー水中考古学の世界」にて
長崎県指定文化財 管軍総把印 元・13世紀 長崎県松浦市鷹島海底遺跡採集
1974年春発見、銅印の印面にフビライが作られたモンゴルのパスパ文字で「管軍総把印」、裏面に漢字で「中書礼部至元14年9月□日造」と記されている。
管軍総把印 「至元14年9月□日造」(1277年)特別展「文永の役750年海底に眠るモンゴル襲来ー水中考古学の世界」にて
挙手人面土器 古墳時代前期(4世紀) 長野市若穂保科 片山遺跡出土
國學院大學博物館常設展示室にて
マグロの骨(椎骨など) 縄文時代中期(約4,500年前) 気仙沼市波怒棄館遺跡出土
JPタワー学術文化総合ミュージアム・インターメディアテク
特別展示「海の人類史ーパイオニアたちの100万年・縄文人はグルメでおしゃれだった?」
モズクガニの殻 旧石器時代(約2万年前) 沖縄県サキタリ洞窟跡出土
JPタワー学術文化総合ミュージアム・インターメディアテク
特別展示「海の人類史ーパイオニアたちの100万年・縄文人はグルメでおしゃれだった?」
費用:7,068円
内訳
交通費(JR、都バス、東京メトロ):2,068円、入館料:無料
土鍋炊ごはんなかよし並木店 三元豚の冷やしゃぶ定食(昼食):1,300円
銀座ライオンLEOヤエチカ店:3,050円
いろり庵きらくそば Dila拝島店 鴨そば(夕食):650円
國學院大學博物館
また、長崎・佐賀県境に位置する伊万里湾には二度目のモンゴル襲来の際、軍船4,400艘に乗った約14万人の元軍が暴風雨に遭って壊滅した「神風伝承」の舞台である鷹島海底遺跡があり、遺跡を管轄する長崎県松浦市では1980年代からその実態を解明することを目的とした水中考古学調査を継続的に実施してきた。
この結果、これまでに2艘の元軍船をはじめとする多くの関連遺物を確認するとともに、
日本における水中考古学の最先端を行く調査研究手法の確立を図りつつある。
これまでの鷹島海底遺跡における水中考古学調査研究について紹介するとともに、
モンゴル襲来の歴史的位置付けとその後の影響について今日的な視点から問い直してみたい。
佐倉市大篠塚2号墳出土 古墳時代後期~末期・6世紀~7世紀
褐釉陶器壺 元・13世紀 長崎県松浦市鷹島海底遺跡採集
伊万里湾は弘安の役の舞台であった。地元では「元寇壺」と呼ばれている。
元・13世紀 長崎県松浦市鷹島1号沈没船
陶器壺・白磁碗・天目碗
元・13世紀 長崎県松浦市鷹島神崎港
元・13世紀 長崎県松浦市鷹島神崎港
28 青玉製雌雄鹿像(冠帽飾り)元・13世紀 長崎県松浦市鷹島神崎港
石築地(元寇防塁)の上にいるのは、どこの人たち?
縄文時代草創期に出現した土偶は、早期まで胴体を造形するに止まっていたが、
前期になると顔や手足の表現が加えられた板状土偶が現れた。
中期になると立像が登場し、大型の土偶や土器と融合する事例も出現した。
後期の関東地方におけるハート形土偶・山形土偶・みみずく土偶や、
晩期の東北地方を中心に分布する遮光器土偶のように特徴的な形態のものも現れる。
東日本に分布が偏っており、破砕された状態で出土する例が多い。
縄文時代中期 新潟県長岡市岩野原遺跡出土
縄文時代草創期、新石器時代
早期・主体性確立の時代
熊本県球磨郡あさぎり町免田 免田遺跡出土
東京都三宅村坪田 ココマ遺跡 弥生時代中期・紀元前1世紀
独鈷石 縄文時代晩期
古墳時代前期(4世紀) 長野市若穂保科 片山遺跡出土
古墳時代前期(4世紀) 長野市若穂保科 片山遺跡出土
平安時代後期・12世紀 伝佐賀県背振山出土
平安時代 長野県塩尻市野辺沢出土
南北朝時代後期・14世紀
土鍋炊ごはんなかよし並木店
期間限定 季節のおすすめ定食 11:46
三元豚の冷やしゃぶ定食 1,300円
平安末期1141年8月15日誕生、保元の乱で1185年10月23日戦死
JPタワー学術文化総合ミュージアム・インターメディアテク(IMT)JPタワー学術文化総合ミュージアム・インターメディアテク 12:57
日本郵便・東京大学産学協働プロジェクト
日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館が協働で運営をおこなう公共貢献施設
2013年3月、丸の内JPタワー内にオープン
旧東京中央郵便局舎の内部空間を展示・収蔵スペースに全面改修した。
東京大学が明治10年の創学以来百三十年以上にわたって蓄積を続けてきた学術標本
コレクションを保存し、陳列し、公開するという基本的な活動と
「鑑賞の場」から「創造の場」へミュージアム機能の21世紀的な転換を図る挑戦をする。
海の人類史ーパイオニアたちの100万年・縄文人はグルメでおしゃれだった? 13:02
神津島産黒曜石 沼津市井出丸山遺跡出土
旧石器人は、38,000年前頃に日本列島にやって来た。
旧石器人の神津島産黒曜石の利用は、約37,000~34,000年前の間続いた。
一時下火になるが旧石器時代末期(約18,000年前頃)改めて活発化した。
本州の旧石器人は、資源の組織的な海上輸送を繰り返していた。
ギンタカハマという巻貝の底部を割りとり磨いた。
後列:棒状のツノガイを折り取って作り、赤色顔料を付けた。
前列:巻貝のマツムシなどや二枚貝のシマワスレに穴をあけて作った。
旧石器時代23,000年頃 沖縄県南城市サキタリ洞遺跡出土
サキタリ洞遺跡からは、イノシシやシカといった陸上哺乳動物の出土は少ないが、
上海ガニの近縁種で食用にされるモズクガニが大量に見つかっている。
大型個体が多いことから秋の産卵期に採取されたものと考えられる。
一部は焼けていて焼ガニが主な調理法であったらしい。
30,000~10,000年前の地層から連続して出土していて、
旧石器人は2万年前からカニを食べ続けていたことがわかる。
カニ爪と共に最も出土数が多いのがっカワニナの殻。
洞窟の外を流れる川から採取したと考える。
殻の成分の化学分析(安定同位体分析)の結果は、大多数が秋に採取されたことを示した。
カニと同様に殻の一部は焼かれている。
アクセサリーをまとい、旬になればカニを食べにサキタリ洞窟へ来る。
沖縄の旧石器人はそんな生活を何万年も続けていたらしい。
前列の5点はオオツタノハ製貝輪、右側はオオツタノハの現生標本
オオツタノハ:三宅島以南に生息する巻貝
左:曾利式土器
右・奥:神津島産黒曜石、土器片、骨片
右手前:イノシシの骨
縄文人が八丈島に持ち込んだ石製アクセサリーなど
貉沢式土器 中部系 縄文時代中期前半
大歳山式土器 関西系 縄文時代末期
五領ヶ台式土器 関東系 縄文時代中期初頭
下小野式土器 関東系 縄文時代中期初頭
阿玉台式土器 関東系 縄文時代中期前半
八丈島に縄文人が現れたのは7,000年前頃であった。(湯浜遺跡)
しかし食料や土器の材料もない島の生活は長く続かなかった。
それから1,500年が経過した後、本土で生産された縄文土器や石製品を携え、
イヌやイノシシを連れた集団が八丈島に渡来し集落を築いた。(倉輪遺跡 約5,500年前)
数百年続いたと考えられる集落には墓地が築かれ、
そこから男女の埋葬人骨が発見されている。
関東、東北、中部、東海、近畿地方から搬入するには海人集団の関与が必要だった。
カワハギ科、アイナメ科、マイワシ、カツオ、マダイ、
ブダイ、アナゴ、オオウナギの骨なども出土した。
縄文時代中期(約4,500年前) 気仙沼市波怒棄館(はぬきだて)遺跡出土
台湾から与那国島を目指す丸木舟(舟の名:スギメ)
2019年7月7日午後2時38分台湾出発、約45時間かけて7月9日与那国島に到着。
乗っていたのは男女5名、星や太陽を頼りに古代の航海法で
黒潮を乗り越え、225kmを漕ぎ切った。
国立科学博物館「3万年前の航海 徹底再現プログラム」
3万年前の航海 徹底再現プロジェクト
3万年前の航海 徹底再現プロジェクト
JPタワー学術文化総合ミュージアム
インターメディアテク
東京大学総合研究博物館は1966年に発足した国内初の教育研究型大学博物館。
東京大学コレクション
地学(鉱物、岩石・鉱床、鉱山、地史古生物、地理)、
生物(植物、森林植物、薬学、動物、水産動物、人類先史、医学)
文化史(考古、建築史、考古美術、美術史、文化人類)に関わる
400万点以上の学術標本
アフリカ・マリ美術
本州各地から持ち込まれた土器について
バクーン文化、前5千年紀後半、イラン、村落遺跡タル・イ・バクーンA出土
1956年東京大学イラク・イラン調査団発掘
先史時代末期(紀元前3千年紀末)から歴史時代 イラン北部出土
紀元前1000年前後 イラン北西部出土
タイプライター
タイプライター
蓄音機
木質の豆のさやは約1mにもなる。日本では屋久島以南に生息する。
https://www.jreast.co.jp/eco/fuelcellbus/銀座ライオンLEOヤエチカ店
いろり庵きらく Dila拝島店