8月26日~29日にかけて永平寺でのサバウ秀禅禅師の瑞世の式に随伴した。
8月26日(月曜):あきる野市、高山市、五箇山、福井パレスホテル
8月27日(火曜):福井、武生、東尋坊、丸岡城、平泉寺白山神社、福井パレスホテル
8月28日(水曜):福井、一乗谷朝倉氏遺跡、永平寺宿泊
8月29日(木曜):永平寺瑞世の式、總持寺祖院、あきる野市
8月27日(火曜):福井、武生、東尋坊、丸岡城、平泉寺白山神社
福井パレスホテル9:00~(国道185号、20.8㎞、45分)~9:45武生・今庄宿11:00~(武生ー金津1,230円)~12:30東尋坊14:30~丸岡城~平泉寺白山神社
~18:30福井パレスホテル(1泊6,000円、駐車場代:864円)
福井県観光地図
福井パレスホテルにて朝食 8:04
武生 むかし歩きパンフレット
武生駅前の「観光・匠の技」案内所で頂く
武生駅前の「観光・匠の技」案内所で頂く
武生まちなか一周モデルコース
まちなか駐車場(3時間まで無料)9:57
旧武生郵便局(大正3年建築) 10:00
「蔵の辻」入口
蔵の辻
大正から昭和初期の木造店舗や蔵があるレトロな空間
蔵の辻
かつて関西と北陸を結ぶ中継基地として栄えた。
地元の方とお話 10:07
一時期、この倉の辻周辺は再開発予定であったが中止になり
「蔵の辻」として整備して観光に利用することになったとのこと。
蔵の辻 10:08
背面左「石本都市建築研究所」の石本所長
蔵の辻
とても静かで落ち着いたところ
まちなか一周モデルコースにある「総社大神宮」 10:27
「一千三百余年に佇む」ポスターを見て
平泉寺白山神社に行ってみようと思った。
総社大神宮
越前の神々が一堂に祀られている
総社とは大化の改新の結果、越前国にも国府が置かれ、国司は管内の官社を始め、
国内神名帳所載の諸社を巡り親しく巡拝することになっていたが、
やがて巡拝の労を少なくする為や急を要する祈願や祭礼のために、
国司所祭の神霊を一ヵ所に合祀して総社が建てられた。
奈良時代の越前国府跡の石碑 10:29
総社大神宮
寺町通り
石畳の道に石灯篭が整備されている。
たくさんの寺院や神社が集まっている。
鐘楼
寺町通り 妙心寺 10:34
寺町通り
総社大神宮、国分寺、正覚寺、妙心寺、永久寺、引接寺と続いている。
引接寺(いんじょうじ) 10:36
長亨2年(1488)に建立された天台宗真盛派別格本山
大正2年築、総欅つくりの山門
丈生幼稚園 (旧福井県警察部庁舎) 引接寺境内から 10:36
明治期に建てられた庁舎を大正13年に移築改修した。
擬洋風の遺構、望楼付き園舎
引接寺本堂 長亨2年(1488)建立 10:37
引接寺 鐘楼
引接寺 石大仏堂
石の大仏 武生三大大仏のひとつ
ガラス窓に反射して山門が映っている。
ガラス窓に反射して山門が映っている。
この石仏は夜中に火の用心の見回りに歩くといわれ足を守るわらじを供える人がいる。
引接寺境内図
引接寺本堂
引接寺境内 10:39
山門 鐘楼 真盛上人越後行脚像
山門 鐘楼 真盛上人越後行脚像
引接寺の塀と石畳の道 10:42
タマズダレ属サフランモドキ(レインリリー) 10:45
真宗大谷派 浄秀寺 10:47
龍泉禅寺参道 10:51
「北陸第一関・龍泉禅寺」と書かれた門柱
曹洞宗太平山龍泉寺参道の松並木、約70m
太平山東照宮石柱 山門
龍泉禅寺 白雲台
曹洞宗の修行場、応安1年(1368)創建
所在が不明な越前国分寺跡ではないかといわれてる。
北陸第一関・曹洞宗太平山龍泉寺
南北朝時代に通幻寂霊禅師(つうげんじゃくれいぜんじ)を開祖に創建され、
曹洞宗の大本山総持寺の「三十六門中」(筆頭直末寺院)に列する古刹。
第一関:永平寺や総持寺へ入る前に必ず通らなければならない「第一の関所」
越後藩領主本多富正公の菩提寺
(伝)紫式部の居住地跡
大きな金属鉢の中のスイレン
曹洞宗太平山龍泉寺本堂 覚皇殿
曹洞宗太平山龍泉寺文化財掲示板 山門
曹洞宗太平山龍泉寺参道にて 10:57
曹洞宗太平山龍泉寺隣り 忠霊塔 10:59
JR武生駅 11:25
武生駅前 11:26
かつて越前国として栄えた越前市は、伝統工芸に囲まれた街。
越前和紙、越前打刃物、越前箪笥、越前漆器、越前焼
東尋坊
土産店通りにあったポスター
断崖絶壁が約1kmにわたり続いている。日本海の奇勝。
輝石安山岩の柱状節理(五角形、六角形の柱状の岩の集まり)
世界に3ヶ所(東尋坊、韓国の金剛山、スカンジナビア半島のノルウェーの西海岸)
東尋坊の由来
昔、奥越(福井県東部の山間エリア)に数千人の僧兵を有し隆盛を極めていた
「平泉寺」(へいせんじ)という寺があった。
僧兵の中には、極悪非道の振舞いで近郷の民百姓を大変苦しめていた者もいた。
その旗頭であったといわれる暴僧が「東尋坊」であった。
東尋坊には「あや姫」という恋のライバルの真柄覚念(まがらかくねん)がいた。
1182年4月5日、平泉寺の僧兵数十人が東尋坊を訪れ、酒盛りをしていたとき、
真柄覚念は東尋坊に絶壁の上で酒や肴をすすめ、泥酔させ、
隙を見て絶壁の海へ突き落とした。
そのとき東尋坊の怨念により、海は大荒れとなり、
自分を殺した真柄覚念をもその絶壁の底へと吸い込んだ。
以来、毎年東尋坊が落とされた四月五日の前後には烈しい風が吹き、海水が濁り、
荒波が立ち、雷雨は西に起こり東を尋ねて平泉寺に向ったという。
その後、福井東光寺の長老瑞雲や回国(諸国をめぐり歩く)の僧の祈りによって、
例年続いていた東尋坊の祟りが鎮まった。
それからこの地が東尋坊といわれるようになった。
東尋坊駐車場 15:03
東尋坊タワー:海抜100メートル、地上55メートルの展望台
東尋坊駐車場 海鮮処夕なぎ
ここで買い物(昼食等)すれば駐車料500円が戻る。
駐車場から東尋坊海岸への入口、土産店の並んだ小路
東尋坊では過去40年間で826人が自殺をしている。
北陸新幹線が開通した平成27年には、観光客が147万人になった。
「ポケモンGO」ブームで「自殺の名所」というもう一つの顔も変ってきた。
アプリが配信された2016年は14人、2017年5月までは4カ月で1人にとどまっている。2016年の夏休み期間には1日300人ほどがゲームで訪れ、
隅々まで人の目が届くことで抑止効果があったとみられる。
NPO法人「心に響く文集・編集局」は、
各所に自殺を思いとどまらせるための句碑や看板を設置して自殺を防ぐ努力をしている。加えて公衆電話にテレホンカードや10円硬貨を常備して
誰かに相談ができるようになっている「救いの電話」を設置している。
保護した後の福祉面・金銭面での生活支援を行っている。
2017年5月、周辺パトロールに小型無人機ドローンを導入した。
2004年からパトロールして2017年3月29日まで、643人の自殺志願者を保護した。
東尋坊土産店 12:41
東尋坊展望台 12:42
東尋坊展望台からの眺め
東尋坊岩壁からの眺め
当日は波静かな穏やかな海であった。
当日は波静かな穏やかな海であった。
東尋坊を経て雄島近くまでの約4キロメートルの荒磯遊歩道には、
三国にゆかりの文人、詩人、俳人たちの碑が点在している。
国の天然記念物と名勝の指定を受けている。
東尋坊遊覧観光船 12:45
東尋坊から雄島近くまで一周30分1400円
東尋坊遊覧観光船
高さ23メートルの断崖絶壁(輝石安山岩の柱状節理)
東尋坊の岩
波穏やかな日本海 記念撮影 12:53
東尋坊から北海道方面を指さしている
土産店通り 13:02
「夕なぎ荘」レストランメニュー
ニシン蕎麦
「夕なぎ荘」いくら丼と ニシン蕎麦 計3,100円
ここで昼食をしたので駐車料500円が戻った。
丸岡城
丸岡城 14:21
現存する天守閣では最古の建築様式をもつ平山城
国指定重要文化財、日本百名城
丸岡城 国指定重要文化財
桃山時代の天正4年(1576)に柴田勝家の甥、勝豊によって築かれ、
外観は二層、内部は三層の望楼型天守閣で石垣は”野づら積み”という古い方式で、
すき間が多く粗雑な印象ながら排水がよく大雨に崩れる心配がないとみられてきた。
しかし、
2019年3月27日、坂井市教育委員会の学術調査で、丸岡城天守について、
江戸時代の寛永年間(1624-44年)に建てられたとみられることがわかった。
坂井市は「現存する最古の天守」と城の重要性を訴えてきたが、
科学分析による結果を受けて軌道修正を迫られそうだ。
松本城乾小天守(いぬいこてんしゅ)は1592(文禄元)年築とされる。
調査委は寛永年間に丸岡藩初代藩主の本多成重(なりしげ)が整備したと結論づけた。
丸岡城 霞ヶ城ともいう。
江戸時代には丸岡藩の藩庁
丸岡城天守閣
霞ヶ城公園前広場 14:23
勝山城博物館 15:03
勝山城博物館
平泉寺町にある天守風建築物の博物館
天守風建物の高さ57.8メートルで日本一の高さ、
姫路城天守に似せたコンクリート製模擬天守。
石垣には勝山市を流れる九頭竜川と、
勝山市から発見される恐竜化石にちなんで9匹の龍が彫り込まれており、
通常の城郭建築ではないことを強調している。
白山国立公園案内板(平泉寺) 環境省福井県
平泉寺白山神社 15:14
平泉寺白山神社参道
平泉寺白山神社 15:15
平泉寺白山神社参道 約1.2㎞
菩提林(樹齢1000年以上)
杉、ブナ、サラ、ヤマナシの老木並木
平泉寺白山神社
明治時代までは霊応山平泉寺という天台宗の有力な寺院だった。
養老元年(717年)、泰澄によって開かれたという。
平安時代以降比叡山延暦寺の勢力下に入り、霊応山平泉寺として知られるようになり、
豊原寺と双璧をなした。
白山信仰の越前側の禅定道の拠点(越前馬場・ばんば)として
山伏・僧兵が集まるところとなった。
平泉寺白山神社
本殿に伊奘冊尊、
本殿右の別山社に天忍穂耳尊、
左の越南知社(おおなむちしゃ)に大己貴尊(大国主命)
を祀る。
を祀る。
寛保3年(1743年)、いさかいが絶えなかった越前馬場・平泉寺と
加賀馬場・白山比咩神社の利権争いがようやく江戸幕府寺社奉行によって、
御前峰・大汝峰の山頂は平泉寺、
別山山頂は長瀧寺(長滝白山神社)が管理すると決められ、
白山頂上本社の祭祀権を獲得した。
明治時代に入ると神仏分離令により寺号を捨て神社として生きていくこととなり、
寺院関係の建物は解体された。
中宮平泉寺 15:21
中宮平泉寺
参道
境内は白山国立公園特別指定区域内に位置する。
境内は白山国立公園特別指定区域内に位置する。
本殿
寛政7年(1795)建立、伊奘冊尊を祀る。
寛政7年(1795)建立、伊奘冊尊を祀る。
本殿右の別山社に天忍穂耳尊、
左の越南知社(おおなむちしゃ)に大己貴尊(大国主命)を祀る。
白山山頂の三山のそれぞれの神を祀っている。
白山山頂の三山のそれぞれの神を祀っている。
平泉寺白山神社 説明板
本殿
本殿右の別山社に天忍穂耳尊を祀る
本殿左の越南知社(おおなむちしゃ)に大己貴尊(大国主命)を祀る
池
越前鉄道勝山永平寺線花谷踏切 16:15
福井市(駅周辺)観光マップ
「つるきそば」 18:10
福井パレスホテル裏隣り
夕食 18:28
「つるきそば」にて越前おろし蕎麦 18:28
福井パレスホテル裏隣り
越前おろし蕎麦
福井パレスホテル泊