1.原生花園あやめヶ原
(厚岸霧多布昆布森国定公園)
厚岸道立自然公園の看板
厚岸霧多布昆布森国定公園は、北海道釧路郡釧路町、
厚岸郡厚岸町・浜中町、川上郡標茶町にまたがる国定公園である。
元は「厚岸道立自然公園」として1955年に指定された都道府県立自然公園で、
2021年3月30日に国定公園に指定された。
原生花園あやめヶ原 入口 ダケカンバの林
霧の原生花園あやめヶ原展望台 2021.06.25 15:34
原生花園あやめヶ原は、太平洋に突き出たチンベの鼻と呼ばれる場所にある。
ヒオウギアヤメの群落
6月中旬から7月上旬にかけて、
広さ100haの原生花園に咲く約30万株のヒオウギアヤメ
2.霧多布湿原 厚岸郡浜中町
霧多布湿原は北海道厚岸郡浜中町にある湿原で厚岸道立自然公園に含まれる。
面積は3,168haで、釧路湿原、別寒辺牛川流域湿原、根釧原野湿原群、サロベツ原野に
次いで国内5番目の広さである。
霧多布湿原 「民宿わたなべ」付近
ヒオウギアヤメ、エゾカンゾウ、アマニュウ
霧多布湿原地図
霧多布湿原 遊歩道
霧多布湿原
ラムサール条約に登録され、北海道遺産にも選ばれている。
霧多布湿原センター(ビジターセンター)
湿原の成り立ちを解説する展示や浜中町を楽しむための情報を提供している。
浜中町は漁業と酪農の町、自然環境は町の産業や生活にとって大切な基盤となっている。
平成5年5月1日(1993年)霧多布湿原を見下ろす高台に霧多布湿原センターが建設された。
2005年4月よりNPO法人霧多布湿原ナショナルトラストが指定管理者として運営している。
霧多布湿原センターから霧多布湿原を望む
谷地坊主(ヤチボウズ)
谷地坊主とは寒冷地. の湿地でスゲの株が盛り上がって 群生したもの。
釧路湿原に多く分布するカヤツリグサ科の植物、カブスゲは地下茎が盛んなため、
冬に凍って株ごと盛り上がり、春先に根元が雪解け水などでえぐられると、
約30年で大きなかたまりをつくり、その様子がお坊さんの頭に似ていることから
「谷地坊主(ヤチボウズ)」と呼ばれる。なかは昆虫類の巣になる。
霧多布湿原
3.霧多布岬(湯沸岬)のラッコ
野生ラッコ(NPO法人エトピリカ基金のリーフレットより)
霧多布岬(湯沸岬)
霧多布岬(湯沸岬)で3~4匹の野生ラッコを見た。
4.風連湖
北海道根室市、野付郡別海町にまたがり野付風蓮道立自然公園にある湖、
湖水面積57.5平方キロメートル、周囲96キロメートル、
砂嘴で根室湾と隔てられている汽水湖
2005年ラムサール条約登録湿地、国内最大級のハクチョウの飛来地
日本で見られる野鳥の半分以上、約330種が観察される。
道の駅「スワン44ねむろ」風連湖展望台
根室十景の紹介案内板
風連湖
風連湖
風連湖の鶴
道の駅「スワン44ねむろ」の双眼鏡で鶴が餌をついばむ姿を見た。
5.春国岱原生野鳥公園 ネイチャーセンター
春国岱 案内板
春国岱(しゅんくにたい)は、根室湾と風蓮湖の間に横たわる長さ8km、
最大幅1.3kmの細長い島。
海と湖、干潟に囲まれ、海岸草原、湿原、森林などの多様な環境がある。
海流によって北の方から運ばれてきた砂が、
巨大な地震のたびに風蓮湖をしきるように隆起し、現在のような地形ができた。
砂でできた島に草木が生え、海岸とは思えないような幻想的な風景を作り上げた。
市街地に近い所にありながら、ほとんど手付かずの自然が残されている。
東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワークに参加。
6.納沙布岬
日本の本土最東端
納沙布岬灯台
北海道最古の灯台、明治5年完成
納沙布岬にて
北方四島
北方四島
寛政の蜂起和人殉難墓碑
クナシリ・メナシの戦い(1789年)和人71殺害される。
和人のアイヌ民族に対する非道行為が原因
ノッカマップの戦いで和人がアイヌ民族を37人処刑した。
四島のかけ橋
スチール製 長さ12.62m、長さ35m、幅3.4~5m
領土返還を祈るゲート(昭和56年6月建立)
四島のかけ橋と北方館、望郷の家
北方館(根室市北方領土資料館)
平成28年3月31日に閉館した根室市観光物産センターに代わり、
平成28年12月26日から開館している。
望郷の家
円型らせん階段式吹き抜け鉄筋コンクリート造(2階建)
設置者:千島歯舞諸島居住者連盟( 昭和55年8月開館)
納沙布岬展望塔、望郷の御崎公園
望郷の塔(オーロラタワー)昭和62年建設、高さ96m
笹川記念平和の塔(旧称)
作詞:山崎ハコ,作曲:山崎ハコ
作詞:たかたかし、作曲:黄文平、編曲:竜崎考路
7.野付半島の野付原生花園ドドワラ、ナラワラ
野付半島は知床半島と根室半島の中間に位置し、別海町と標津町にまたがる砂嘴。
野付半島は、ハマナス、クロユリ、ワタスゲ、ハマエンドウ、エゾカンゾウ、
ノハナショウブなど、5月下旬から10月まで色鮮やかな花々が次々に咲く。
また海流が造りあげた天然のボッコ沼付近にはタンチョウの営巣地がある。
北海道遺産やラムサール条約に登録されている。
野付半島内には江戸時代の中頃まで、トドマツ・エゾマツ・ハンノキ・カシワなどの
樹種から成る原生林があった。
毎年、野付半島全体が地盤沈下していて原生林に海水が浸入し立ち枯れの森となった。
枯れたトドマツがそのまま残り奇観「トドマツの原っぱ:ドドワラ」になった。
現在も浸食が進んでおり強風で枯れ木が流されたり、残った枯れ木も年々土に還っていて
近々すべてなくなってしまう。
野付半島 案内板
野付半島ネイチャーセンターから「ドドワラ」方面を望む
緑の中に、骨のような白い枯れ木が立ち並ぶ。
ここは立入禁止の地域。
特に道路に面した枯れ木の多いところをトドワラに合わせてナラワラと呼んでいる。
ここはミズナラ・ダケカンバ・ナナカマド・エゾイタヤなどが生えていて、
特にミズナラが優占している。
8.尾岱沼(おだいとう)
野付半島や国後島を一望できる小さな温泉街「尾岱沼温泉」がある。
尾岱沼(おだいとう)乗り場からトドワラ行きの観光船が出ている。
「打瀬舟」
明治時代から伝わる帆舟「打瀬舟」を使った北海しまえび漁が行われている。
月下旬~7月下旬、10月中旬~11月中旬の2シーズン。
北海しまえびは、「赤い宝石」とも呼ばれている。
北海シマエビ
尾岱沼温泉から野付湾を望む
野付湾
尾岱沼温泉シーサイドホテルの庭
ミズバショウ
海の宿「みさき」案内板
尾岱沼温泉 源泉
温泉泉質:塩化物泉
尾岱沼温泉 源泉
9.羅臼観光船
シャチ・イシイルカ・ナガスクジラ・ミズナギドリ・オジロワシ
シャチ 知床ネイチャークルーズ Ever Green
この時期、「海のギャング」と異名を持つシャチ、イシイルカ、ナガスクジラ、
そして春先タスマニアから渡ってくる数千羽のハシボソミズナギドリを見ることができる。
オジロワシも飛んでいた。
日露中間ライン日本側を航行
知床ネイチャークルーズ Ever Green 9:00出航:約2時間半¥8,800
10.知床峠
羅臼町と斜里町ウトロを結ぶ知床横断道路の境にある国道334号の峠(標高738m)
根室振興局とオホーツク総合振興局の境界。
冬期間は延長23.8kmの区間が通行止め。
知床峠にて 北方領土国後島も望める
知床峠にて 背景:羅臼岳
2003年8月4日登山
羅臼岳1660m 2003年8月4日登山
国土地理院のGPS調査により、2008年5月1日に1,660m(1,660.36m)に改定
知床峠にて
11.小清水原生花園
斜里郡小清水町にある砂丘上の草原地帯に広がる原生花園。
網走国定公園の一部であり、オホーツク海と濤沸湖 の間に形成された
約8キロメートルの細長い砂丘に約40種類の野花が原生する。
6 ~7月に エゾキスゲ 、エゾスカシユリ 、ハマナス 、ヒオウギアヤメ が咲く。
毎年5月初旬には原生花園の植生回復を目的とした火入れが実施されている。
オホーツク海や濤沸湖に挟まれた中をJR釧網本線が走る。
原生花園駅は夏季限定で設置される。
遊歩道を少し登ると海岸線の中で一番小高い「天覧ヶ丘」展望台になっている。
藻琴山や知床連山を望み、知床から網走までの360度の展望が開け、
天気の良い日には斜里岳(1,457m)オホーツク富士の美しい山が見える。
JR釧網本線
原生花園駅は夏季限定で設置される。
小清水原生花園 オホーツク海
「天覧ヶ丘」展望台にて 左側:知床連山
海別岳1419m
案内板
「天覧ヶ丘」展望台にて
小清水原生花園の花々
エゾキスゲ
小清水原生花園の花々
エゾスカシユリ
エゾスカシユリ
小清水原生花園 案内板
濤沸湖木道
濤沸湖と原生花園と木道(野鳥観察デッキ126m)
濤沸湖側原生花園と斜里岳(1,457m)
12.メルヘンの丘(女満別)
メルヘンの丘
女満別市から網走市の国道39号沿いにあり、
地平線が感じられる丘陵地の上にたたずむ木が印象的である。
ジャガイモ、小麦、豆、ビートなどの畑が続き、季節とともに丘の色が変化する。
特に夕焼けの時に赤く染まってゆく空は最高にきれい。
メルヘンの丘
メルヘンの丘周辺 大空町 国道39号線
13.網走湖
網走市と網走郡大空町にまたがる湖で網走国定公園に含まれる。
南から網走川が流れ込み、女満別川などを集めて北東部から再び網走川として
オホーツク海に流出する。東岸には呼人半島が大きく突き出ている。
約6,000年前の縄文海進期にはオホーツク海の湾入であったと考えられる。
海の後退と地盤上昇によって1,200年前ころまでには海と切り離されたとされる。
湖面標高は0 mで、潮が満ちると下流部から海水が逆流するため、
湖底には塩分濃度の高い水が滞留し、無酸素層を形成する。
降水量の多い時期には湖面が高くなり海水の流入が抑えられるため、
湖水の塩分濃度は低くなり、無酸素層の上限深度も深くなる。
降水量の少ない年には浅い所まで無酸素層が広がり、
ワカサギなどが湖面近くに集まるため豊漁となる傾向にある。
冬期は全面結氷し、ワカサギ釣りの釣り人で賑わう。
養殖漁業が盛んで、1928年に藻琴湖から持ち込まれたヤマトシジミ、ワカサギ、コイなどが養殖され、サケ・マスの孵化事業も行われている。
そのほか、シラウオ等も漁獲されている。
湿地にはハンノキやミズバショウの群落が広がり、
特に大空町側のものは「女満別湿性植物群落」として国指定の天然記念物となっている。
周辺の林にはアオサギの営巣地がある。
網走川が流出する部分の東には天都山 (207 m)があり、
網走湖のみならずオホーツク海や能取湖までを眺望することができる。
網走湖
阿寒湖とホテル網走湖荘(昭和23年の創業)
阿寒湖 コネクトリップ(閉鎖中)
網走湖ボート場には日本ボート協会公認の1,000 mコースがあり、
夏には大会や練習のために北海道内だけでなく日本全国から選手達が集まる。
JR石北本線 電車通過 北見国道39号線
14.能取岬・能取湖(珊瑚草群生)
霧の中の能取岬
能取岬位置
晴れていればオホーツク海と知床連山が美しく望まれる。
能取岬遊歩道
能取岬灯台 1917年に建設
蝦夷スカシユリ 花期は6月中旬〜7月頃
エゾノコギリソウ
アマニュウ セリ科シシウド属の多年草
オホーツクの塔
仰ぎ見るような高さ2メートルの台座の上に置かれた漁民の像と
上部の柱には鮭が配置されている。
オホーツクの塔の漁民像
オホーツクの塔 設立の趣旨
作詞:松山千春,作曲:松山千春
15.ワッカ原生花園、サロマ湖
幅200m~700m、長さ20km、約700ha、
国内最大規模の海岸草原(原生花園)で、
その歴史は更新世紀に海中に途切れ途切れの段丘がつくられ完新世の縄文海進後に成長した
サロマ湖(海跡湖)の砂州の隆起により現在の姿が完成した。
約150kmの海岸に点在する隆起と沈降の地殻変動から生まれた。
ワッカとはアイヌ語の「真水」を意味し「水が湧くところ=WAKKA-O-I」に由来。
ワッカ原生花園 北見市常呂町
サロマ湖ワッカネイチャーセンター
ワッカ原生花園の案内・休憩サービス機能を備えた環境保全施設
ワッカ原生花園サイクリングロードとサロマ湖
ワッカ原生花園
ハマナスの花とサロマ湖
サロマ湖
日本で3番目、北海道では最大の面積を誇る湖。
オホーツク海に面した湾がせき止められて出来きた。
澄んだ湖面の独自の色はサロマンブルーと呼ばれる。
広さ約152k㎡深さは最大で約20mと浅く、
幅200~700m、長さ約20kmに及ぶ細長い砂州によってオホーツク海と隔てられている。
名前の由来はアイヌ語で「サル・オマ・ト」(ヨシ原がある湖)という意味。
佐呂間別川(サロマッペ川)の河口はヨシ原が多かった。
空気の澄んだ晴れた日には、夕日と湖面が朱に染まるサロマ湖を見ることが出来る。
16.薄荷館、北見駅
明治35年頃から生産が始まった北見ハッカは昭和14年に全盛期を迎え、
当時世界薄荷市場の約70%を占めるまでに成長し、
現在の北見の礎(いしずえ)を形成する重要な産業となった。
このため平成19年11月30日、経済産業省より日本近代化産業遺産として認定された。
この薄荷産業の発展に貢献したのが昭和9年に開業したホクレン北見薄荷工場であった。
翌年同工場の研究所として建てられた施設が、
昭和58年その役目を終えた工場が解体されると同時に、
ホクレン農業協同組合から北見市に寄贈され、
昭和61年北見ハッカ記念館として新たな役割を担うべく公開されている。
(北見市指定文化財第11号 平成8年7月8日指定)
(日本近代化産業遺産 平成19年11月30日指定)
薄荷記念館と薄荷蒸留所跡
薄荷工業貢献者像
小林篤一像、三輪龍揚像
薄荷館 天皇陛下皇后陛下行幸記念
勅使御差遣記念碑
昭和11年天皇陛下が来訪できなかったので入江侍従長が特使として
派遣されたことを記念して建立した。
薄荷館の庭
JR石北線 北見駅
北見駅周辺
17.美幌峠(びほろとうげ)
美幌峠展望台から屈斜路湖を望む
北海道網走郡美幌町と川上郡弟子屈町の境にある国道243号の峠、標高約525m
オホーツク総合振興局と釧路総合振興局の境界
美幌峠歌詞碑 美空ひばり
美幌峠 1986年発売
作詞:志賀貢/作曲:岡千秋
美幌峠 2021.06.28 16:13
18.屈斜路湖砂湯
屈斜路湖
東西約26km 南北約20kmと日本最大の「屈斜路カルデラ」の中にある
日本最大のカルデラ湖
屈斜路湖 砂湯
砂浜を掘ると温泉が出てくる、場所によっては50度近い温泉が湧く
屈斜路湖 砂湯
屈斜路湖砂湯 夕日 2021.06.28 17:06
19.川湯・硫黄山・つつじが原遊歩道
アトサヌプリは、北海道弟子屈町にある第四紀火山である。標高は512m。
アイヌ語で「アトサヌプリ」裸の山と呼ばれる硫黄山は、
明治初期から昭和30年代にかけては、硫黄を採掘する鉱山として利用されていた。
明治19年には約1万400トンを採鉱し、全道一の硫黄鉱山になった。
明治20年には硫黄山から標茶町までの約38キロメートルの間に
北海道で2番目に早く鉄道が引かれた。
大量輸送によって、硫黄資源が枯渇してしまい、明治29年には採鉱を休止した。
硫黄山「アトサヌプリ」裸の山
硫黄の結晶
噴火口を囲むように美しい黄色い硫黄の塊が見える。
観光客が安全に散策できるようにロープが張られている。
安全区域から山頂方向を見上げてみると、沢山の噴火口から噴煙が立ち込め、
硫黄の強い匂いがした。
硫黄山は、川湯温泉の源でもあり、ゴーゴーと言う音と噴煙が立ち込め、
地球の鼓動を間近で感じる事のできる。
つつじヶ原へ
レストハウスで、地熱を利用した温泉卵を購入して食べた。
つつじヶ原自然探勝路 案内板
硫黄山つつじヶ原自然探勝路
約100ヘクタールものエゾイソツツジの群生地が広がる。
つつじヶ原 エゾイソツツジ
エゾイソツツジが咲くのは6月中旬から下旬まで。
エゾイソツツジ
硫黄山 つつじヶ原自然探勝路
2つの溶岩ドームから成る硫黄山 説明板
つつじヶ原自然探勝路にて
枯れ木になったハイマツ
20.さくらの滝(サクラマスの遡上)
さくらの滝(高さ約3m)
サクラマス(降海型)、ヤマメはサクラマスの河川残留型に対する呼称
21.神の子池(オショロマコマ)
神の子池 (摩周湖の伏流水、水深5m)
22.裏摩周展望台(工事中)
清里町と中標津町の町境にある。
弟子屈町にある第1、第3展望台の反対側になることから「裏摩周展望台」と呼ばれている。
弟子屈町側の展望台よりも標高が低い。
摩周湖は、バイカル湖についで2番目に透明度の高い湖で、
急激に深くなっていることとその透明度から青以外の光の反射が少なく、
よく晴れた日の湖面の色は「摩周ブルー」と呼ばれている。
摩周湖に注ぎ込む川もなければ、湖から出ていく川もない「閉鎖湖」である。
摩周湖は川の流出入がないので、国土交通省が管理する「湖」ではない。
また、湖には樹木が生えていないので農林水産省の管轄でもない。
法律的にいうと、単なる「水たまり」という扱い。
現在では所有省庁のない無登記のまま、国(環境省)が管理している。
阿寒摩周国立公園 裏摩周展望台整備工事中
阿寒摩周国立公園 裏摩周展望台(環境省) 2021.06.29 11:09
摩周湖の霧は場所や時刻によって、さまざまな種類がある。
「移入霧」「滝霧」「滑昇霧」「放射霧」
作詞:水島 哲、 作曲:平尾 昌晃、 編曲:森岡 賢一郎
cover 藤圭子、平尾昌晃、島津亜矢、西城秀樹、八代亜紀、細川たかし、五木ひろし
23.螺湾ブキ鑑賞圃場
螺湾ブキ鑑賞圃場と作業場
螺湾ブキ鑑賞圃場
螺湾ブキ(高さ約2~3mのフキ・足寄町オリジナルのブランド)
らわん蕗の里
24.オンネトー
阿寒国立公園内にある湖周2.5キロメートルほどの小さな湖沼。
名前の由来はアイヌ語からきており「老いた・大きな沼」という意味を持つ。
オンネトーの湖面は時間や季節などの条件によって、
刻々と色を変えるため「五色沼」という別名で呼ばれる。
独特な“オンネトーブルー”
晴れた日の太陽が斜めに射す午前中は湖面が綺麗なコバルトブルーに染まる。
1953年頃、辺りにはマンガン鉱山があり、3500トンのマンガン鉱石が採掘された。
北海道大学の針谷教授が、形成中の鉱床であることに気づいた。
1989年に学術調査が行われ、温泉水から微生物(糸状藻類とマンガン酸化細菌)が
マンガン鉱物を生成する「生きている鉱床」であること、
それは陸上においては「世界唯一の場所」であることが分かった。
マンガン鉱物の析出は数千年前から継続していると考えられ、
近年では年間1トン程度の生成とされる。
2000年9月6日には「オンネトー湯の滝マンガン酸化物生成地」として
国から天然記念物の指定(文部省告示 第144号)を受けた.
雌阿寒オンネトー自然休養林 帯広営林局
オンネトー湖畔展望台にて
オンネトーと雌阿寒岳1499m(左)と阿寒富士1476m(右)
オンネトー周辺案内図
オコタンペ湖、東雲湖とともに北海道三大秘湖の一つとされているが、
湖畔には散策路が設けられ、国設野営場もあるなど、
他の2つと比べると周辺の整備は進んでいる。
オンネトー野営場と雌阿寒温泉は、雌阿寒岳の登山口となっている。
北東に約2km進んだ雌阿寒温泉には、国民宿舎とユースホステル、民宿がある。
オンネトー湖畔
1985年頃より人為的に池にナイルティラピアが放流された。
その後もグッピーなどの熱帯性淡水魚が放流され、
それらの魚が越冬・繁殖して藻類を食害し、
マンガン泥の生成量が減少してしまうことが問題視されるようになる。
1999年よりポンプで池を排水して数千匹の外来魚を駆除するなど
大掛かりな対策が毎年実施されているが、熱帯魚の根絶には至らなかった。
2010年には環境省職員らがティラピア1800匹、グッピー7500匹を捕獲している。
環境省は温泉水をホースで迂回させるとともに、沢の冷水を流し込んで、
熱帯魚の生息に適さない水温に下げる対策を実施。
オンネトー湯の滝における外来魚根絶の判断基準の第1段階を平成29年度末までに達成。
平成30年10月までに再確認・捕獲がなかったことから、
2019年1月22日に開催された評価会にて、第2段階の達成を確認。
野外に定着したナイルティラピア、グッピーを駆除事業により根絶させた
全国で初めての事例となった。
オンネトーと雌阿寒岳1499m(左)と阿寒富士1476m(右)25.阿寒湖・ボッケ(泥火山)
全域が阿寒摩周国立公園に含まれ、道東を代表する観光地となっている。
淡水湖として北海道で5番目に大きい。
2005年11月、ラムサール条約登録湿地となった。
特別天然記念物のマリモや、ベニザケの湖沼残留型(陸封型)であるヒメマスが生息する。冬は全面結氷し、ワカサギ釣り、スケート、スノーモービルなどのウィンタースポーツが
盛んで、阿寒湖氷上フェスティバル・冬華火などのイベントも開催される。
阿寒摩周国立公園マップ
古阿寒湖は約17.5万年前の噴火及び約15.8万年前の噴火によるカルデラ湖として誕生し、
いったんは外輪山である雌阿寒岳の噴火などによって埋め立てられたが、
1万年程前に雄阿寒岳(中央火口丘にあたる)の噴火活動によって堰止湖がつくられた。
しかし雄阿寒岳は成長を続け湖面を埋めてしまい、古阿寒湖は分断され、
現在の阿寒湖、そして東にあるペンケトー、パンケトーが誕生した。
ホテル御前水前の阿寒湖と雄阿寒岳
なお湖南方向、約8kmの地点に山頂がある雌阿寒岳は現在も活動中の活火山であり、
2006年3月21日には小規模な噴火を起こした。
ボート乗り場
ホテル御前水
火山地域にあるため温泉が沸き、湖南岸には阿寒湖温泉の温泉街がある。
阿寒湖 (アカムトー)
遊覧船乗場
遊覧船でチュウルイ島に渡り、自然の状態のマリモを見ることが出来る。
ニュー阿寒ホテル「シャングリラ」と遊覧船
阿寒湖(アカムトー)
冬には結氷するが、ところどころに直径1から6メートルの氷が薄くなった穴があり、
「湧壺」と呼ばれている。沿岸に近い湧壺は、湖底に湧く温泉水が上昇して作る。
沖合では湖底に湧く気泡が上昇流を起こし、
底にたまる比較的冷たくない水を表面に持ち上げることで生じる。
水面に到達する前の気泡ごと湖水が凍り、
美しい模様に見える「アイスバブル」という現象も結氷期に起きる。
エゾマツとトドマツ
阿寒湖周囲はエゾマツ・トドマツなどの亜高山帯針葉樹林、および広葉樹を交えた
針広混交林の深い森に覆われている。
マリモの唄の碑
ボッケ(泥火山)
湖畔にはボッケと呼ばれる泥火山が噴出し、硫黄の異臭を周辺に放っている。
「ボッケ」はアイヌ語で「煮え立つ」を意味する。
ボッケ(泥火山)
ボッケ(泥火山)説明板
タンポオカメコオロギ、ツヅレサセコオロギ、マダラスズ、ヤチスズ、エゾスズの
餌の植物群落がエゾジカ群の食害になっている。
ボッケ周辺に生育する特殊な植物たち
ヤマトフデゴケ、テンツキなど
阿寒湖畔 エコミュージアムセンター 環境省
エコミュージアムセンターにて
阿寒湖マリモ(藻類・シオグサ科)
マリモの種類に富士マリモ、立山マリモもある。
エコミュージアムセンター庭 野生の蕗で一杯
阿寒湖温泉「まりも湯」 銭湯風の温泉共同浴場
アイヌコタン看板
アイヌコタン
阿寒湖温泉街の一角に36戸、約120人程度が暮らす
北海道最大のアイヌコタン(アイヌの集落)がある。
アイヌの伝統舞踊を公演する演舞場の「オンネチセ」や、
アイヌの伝統文化を紹介する2つの資料館(アイヌ生活記念館、森と湖の藝術館)
ならびに木彫製品などを販売する土産物店などが並んでいる。
観光案内所の駐車場に咲いていた芥子の花
「レイクロブスター」 塩茹でウチダザリガニ
また、1920年代に食用に放流されたウチダザリガニが生息している。
大きなものは体長20cmほどにもなり「レイクロブスター」と称して販売している。
このウチダザリガニは北米原産で特定外来生物に指定されているため、
他の水面では放流が禁止され採捕・移動等についても環境省の許可を要する生物であるが、阿寒湖漁業協同組合は外来生物法成立以前からウチダザリガニについて
第5種共同漁業権を有している。
ニジマス、イトウ、イワナ、アメマス、コイなどを対象とした
スポーツフィッシングのメッカの一つとしても有名で、
冬季には、結氷した湖面に穴を開けてのワカサギ釣りも盛んである。
26.双湖台(ペンケトー・パンケトー)
ぺンケトーが北海道の形に見える。
パンケトーは奥のほうで見難い
ぺンケトー、パンケトーが見える双湖台
双湖台ハウス「憩の家」 休業中
27.双岳台
雄阿寒岳1370m、雌阿寒岳1499m・阿寒富士1476m
双岳台 雲が覆われた雄阿寒岳1370mが見えた
晴れていれば雄阿寒岳1370m、雌阿寒岳1499m・阿寒富士1476mが見える。
雄阿寒岳と雌阿寒岳の伝説
火口から噴煙を上げ、火山活動の影響で草木が生えない雌阿寒岳の姿を見たアイヌは、
「山同士の争いに巻き込まれて槍で突かれて、傷口から膿を流している」と解釈し、
さまざまな伝説を造り上げてきた。
雄阿寒岳と雌阿寒岳は夫婦の山だったが、雄阿寒岳は留辺蘂の奥にある
ポンヌプリ(小さい山)を妾として囲っていた。
それを知った魔の神・ニッネカムイが「山のくせに妾を持つのは生意気だ」と、
雄阿寒はおろか罪科の無い雌阿寒まで槍で突き刺した。
雌阿寒の火口は、その傷跡だという。
大雪山系のオプタテシケ山と雌阿寒岳は夫婦山だった。
ところが喧嘩別れして、雌阿寒は実家に帰ってしまった。
いつか恨みを晴らしてやろうと機会を伺う雌阿寒は、
ある時ついに遠くのオプタテシケ目掛けて槍を投げつけた。
それを見た十勝のヌプカウシ山が驚いて止めようとして、片方の耳を削られた。
騒ぎを知ったオプタテシケは槍を投げ返して雌阿寒に命中させたので、
今でも雌阿寒は傷から膿を流しているのだ。
なお、槍を止めようと立ち上がったヌプカウシの居場所に水が溜まったのが然別湖である。
28.阿寒湖国際ツルセンター「グルス」
タンチョウの保護や情報発信を目的とする研究施設1996年設立。
資料や映像を展示する解説コーナーも併設。人工給餌を行う観察センター。
タンチョウへの人工給餌発祥の地。
道の駅 阿寒丹頂の里
阿寒湖国際ツルセンター
皇太子殿下歌碑
阿寒湖国際ツルセンター
冬であれば、給餌場で丹頂鶴を観察できる
ある雪の朝、上阿寒地区在住の(故)山崎定次郎氏が自分の畑で、
トウモロコシの茎を積み重ねた「ニオ」を突付いているのを見つけた。
その鳥こそが、絶滅したと思われていたタンチョウだった。
何とか生き延びてくれと願いを込めて、当時の貴重な食糧でもあるトウモロコシを、
畑一面に撒いた。
しかしタンチョウは、とても警戒心の強い鳥で、
撒いたトウモロコシにはなかなか近づくことはなかった。
しかし山崎氏は、毎朝同じ時間にトウモロコシを撒き続け、
タンチョウと山崎氏の間に信頼関係が生まれ、人工給餌が成功した。
こうして厳しい冬にタンチョウが餓死することも減り、
タンチョウの生息数も増えいった。
現在では三代目 山崎一彦氏が北海道から給餌人として委託され、
給餌活動を行っている。
阿寒湖国際ツルセンター
阿寒湖国際ツルセンター つがいで飼育されている
つがいの鶴の鳴き声を聞いた
タンチョウ
阿寒湖国際ツルセンター
オオワシ
オオワシ
29.釧路市丹頂鶴自然公園
一般財団法人 釧路市公園緑化協会
1970年に世界で初めてタンチョウの人工ふ化に成功した丹頂鶴の自然公園。
特別天然記念物のタンチョウが自然に近い環境で常時10羽ほど飼育されている。
年中いつでも観察できる。たんちょう釧路空港から車で約10分の位置にある。
釧路市丹頂鶴自然公園は、通称「鶴公園」と呼ばれている。
釧路市丹頂鶴自然公園
釧路市丹頂鶴自然公園 開園62周年
ケージ出入口
餌付けの時間には、丹頂鶴が餌を食べる様子も見られる。
自然に近い状態にするために屋根のないケージで鶴が暮らしている。
丹頂鶴
入口から数百メートルにわたりケージがあり、
それぞれに丹頂鶴がつがいで生育されている。
釧路市丹頂鶴自然公園展望台より
②「サロルンカムイ」湿地に住む神・タンチョウ(丹頂鶴)
①「カムイチェプ」鮭 ③「キムンカムイ」熊
「サロルンカムイ」湿地に住む神 丹頂鶴
釧路市丹頂鶴自然公園のHP写真
4~6月はヒナに会える
丹頂鶴のひなは、毛がふわふわしていて、
時期が合えば小さな池にいる魚を親鳥が捕まえる様子や、
親鳥がひなを育てる様子を観察できる。
30.釧路湿原の鶴
釧路湿原では道路を横切る野生のタンチョウヅル、
牧場で餌をついばむツガイのタンチョウヅルを見た。
道路を横切る野生のタンチョウヅル
牧場で餌をついばむツガイのタンチョウヅル
北海道の令和元年度第1回越冬分布調査(12月調査)で1251羽確認された。
2021年現在、道内で約1800羽生息している。
風力発電所計画地にタンチョウ繁殖
朝日新聞記事2021.07.12夕刊
31.釧路湿原
釧路湿原国立公園 環境省
日本最大の湿原・湿地。面積は約2万6000haで、
このうち中心部の7863haがラムサール条約登録湿地である。
釧路湿原国立公園としての区域は2万8788ha。
釧路市の北部から4市町に広がる。
大半は川上郡標茶町と阿寒郡鶴居村、釧路郡釧路町に属する。
湿原の中を釧路川が大きく蛇行しながら流れている。
湖の東側には塘路湖、シラルトロ沼、達古武湖、エオルト沼、ポン沼、サルルン沼が並ぶ。湿原の中にも小さな湖沼が点在するほか、
泥炭層の小さな穴に水がたまって底なし沼状になった「やちまなこ」(谷地眼)が
各所にある。
第二次世界大戦後の食糧増産政策とともに湿地帯の一部は開拓され、
釧路川の直線化も実施されたが、
川の流速が速くなったことが生態系に影響を与えた一因と考えられており
再蛇行化する計画がある。
一般の観光客は、高台にある複数の展望台から眺めるか、
遊歩道の散策やカヌー等による川下りで湿原の景色・自然を楽しめる。
また、JR釧網本線は一部の区間が湿原内を通るため、
列車に乗車したまま観察する方法もある。
湿原の東端には、「細岡展望台・ビジターズラウンジ」がある。
蛇行する釧路川を一望でき、正面に宮島岬やキラコタン岬が望める[。
展望台の下にはJR釧網本線釧路湿原駅が設けられており、
臨時の観光列車である「くしろ湿原ノロッコ号」も停車する。
また、JR釧網本線塘路駅付近には「サルボ展望台」、
道道1060号沿線には「コッタロ展望台」があり、
著名ではないが釧路川の流れと釧路湿原東側を眺めることが出来る。
西端には「釧路市湿原展望台」と「温根内ビジターセンター」がある。
こちらからも湿原を一望できるが、湿原内を蛇行する釧路川は視界に入らない。
それぞれの施設付近に探勝歩道が整備されており、
植物や鳥類などを観察しながら湿原に触れることができる。
また、両施設の間(約4km)を旧鶴居村営軌道の廃線跡を転用した探勝歩道が結んでいる。
細岡展望台
細岡・達古武(たっこぶ)園地案内図
細岡展望台案内図
釧路湿原
雄阿寒岳、雌阿寒岳方向、コッタロ湿原展望台方向
釧路湿原
鶴居村、釧路市湿原展望台、温根内ビジターセンター方向
釧路湿原
釧路市、岩保木水門方向
岩保木水門
温根内ビジターセンター
釧路湿原の西側に位置し、身近に湿原の動植物を観察することができる。
湿原と森の接点に位置する温根内ビジターセンターは、
湿原について知ることができる情報ステーションであり、休憩や交流の場となっている。
温根内ビジターセンター案内板
温根内ビジターセンターへ
温根内ビジターセンター
温根内木道
温根内ビジターセンターを起点とする木道。
温根内木道には、湿原の動植物などを紹介する解説板が設置され、ヨシ・スゲ湿原やミズゴケ湿原、ハンノキ林など様々な表情を持つ湿原を見ることができる。
湿原の植物
ヒメカイウ
季節ごとにミツガシワ、ワタスゲ、ヒメシャクナゲ、
トキソウなど多くの花々を見ることができる。
温根内木道
ヨシ・スゲ湿原やミズゴケ湿原、ハンノキ林など見ることができる。
約1時間で1周できる。7~8月はヘイケボタルが見られる。
温根内木道木道
この地を起点として釧路湿原の中を散策できる約2kmのバリアフリー木道が設置されている。
釧路市湿原展望台の遊歩道にも通じている。
湿原の動植物などを紹介する解説板が設置されている。
湿原構造の説明板
地層説明板
温根内木道木道
湿原ではタンチョウなども見られる。
釧路市湿原展望台(憩ぃと)
釧路市湿原展望台 1984年1月オープン
毛綱毅曠(もづな きこう)釧路市生まれ設計
湿原に群がる「ヤチボウズ」をモチーフにし、
古きよき時代のヨーロッパの城を思わせる「釧路市湿原展望台」
釧路市湿原展望台からの眺め
屋上からは湿原を望む
3階展望室と屋上からは湿原や釧路の街、阿寒の山々などパノラマの風景を望める。
釧路市湿原展望台
釧路市湿原展望台
釧路市湿原展望台
毛綱毅曠(もづな きこう)釧路市生まれ設計
1970年代の日本の前衛建築家。
「阿弥陀から弥勒への七つのメッセージ』という
九枚のパネルを発表し、世界的にも有名となった。
1984年に完成した「釧路市湿原展望台」は、
彼が「コトバ」の呪縛から離れ、
純粋に造形に打ち込んだことによって開かれた新境地である。
結局、形而上の概念からは建築デザインはうまく産み出せなかったと考えられている。
ただし彼の作品は、実用性、メンテナンス面で非常に難があるデザインの
建築物であることも指摘されている。
3階毛綱毅曠(もづな きこう)作品展示室
釧路フイシャーマンズワーフ(MOO)・(EGG)
毛綱毅曠(もづな きこう)釧路市生まれ設計
釧路市立幣舞中学校
毛綱毅曠(もづな きこう)釧路市生まれ設計
イトウ説明板
1階は無料、ショップやレストラン等がある。
2階からは有料展示となっている。
釧路湿原を再現するゾーンには幻の巨大魚「イトウ」など、
湿原の動植物を復元した展示物がある。
塘路湖
釧路湿原は、太古の時代には海であった。
今から遡ること4,000~6,000年前、海水が引き、土砂や泥炭がたまって釧路湿原が出現。
約3,000年前に、湿原の東側にある塘路(とうろ)湖、シラルトロ湖、
達古武(たっこぶ)湖などの海跡湖(かいせきこ)を残し、現在の姿になった。
国際的に釧路湿原の価値が認められ、1980年に日本初のラムサール条約登録湿地となり、
その後、北海道では6番目の国立公園に指定された。
ホクレン標茶給油所
満タン給油 149円/リットル
タンチョウに遭遇
タンチョウ 達古武(たっこぶ)湖周辺にて